大豆のポテンシャルを引き出し、1本の苗から2本の茎を育てる方法-2020
田植えも終わり、夏野菜の苗づくりや植え付けも一段落。。
さぁ、これから大豆を栽培しようと考えているみなさん!
今日は、岩澤先生が農家さんの収量アップの為に考えた、多収量栽培の育苗技術(大豆のへそ曲がり栽培法)についてご紹介します。
◆岩澤先生とは? 岩澤信夫(1932- 2012)は、家業の農業に従事し、60年代末〜70年代はじめにスイカの早期栽培に成功した後、70年代末からは、農家のコメづくりのための農業技術を研究。長年の試行錯誤の結果、冬期湛水不耕起移植栽培を確立し、耕さない田んぼで農薬も肥料も使わずに多収穫のイネを作ることに成功した。
◆はじめに
たけしくんは、2007年に岩澤先生からこの育苗技術を教わりました。
先生は、耕さない田んぼで農家さんのための稲作の栽培に成功したあと
「大豆の多収栽培の確立」に、力を入れていたそうです。
今は、農家さんだけじゃなく、自給自足や趣味で作物を育てる人も増えています。
『多収栽培』と聞いて、地力や環境にあった実り方で充分って思う人も多いかもしれないですよね。
わたし自身、はじめて岩澤先生の育苗法を知ったときは、全然ピンときませんでした。
そもそも作物をつくったことがなかったんだから、ピンとこなくても当たり前なんですがw
ど素人のわたしは、育苗の行程が大変そう…と思ったのですが
畑に種を播くよりも、苗を作る方が栽培の手間が省けるとたけしくんは言っていました。
苗の本数が半分で済むし
畑に出してから摘芯する必要がないので楽なんだそうです。
あとは、ほんとにうまくいったとき、すっごい、たわわに実る!とのこと。
毎年、たけしくんの苗づくりを見ながら、この理論を理解していくうちに、
1本の苗から、2本分の大豆が実るこの苗作りは、畑を持ってない人や、家庭菜園をする人にとっても、有効かもしれないと思うようになりました。
たけしくんと結婚するまでは、農家さんの世界や、作物の栽培技術というものに一切触れることなく生きてきたわたしですが、
そんなわたしが思うのは
今、確立されている栽培法は、昔々から農家さんが日々、作物を観て、育てながら、研究してきた賜物なんだなぁということです。
岩澤先生は、作物の可能性をどん欲に引き出そうと探求し、
農家さんの栽培技術の発展に尽力した方なのだなと、思っています。
いまは、家庭菜園でお野菜を育てる人も増えて多様性のある時代。
それぞれの目的や環境に合わせた作物との付き合い方を、自分自身で探求するとき、
植物の本来の姿、植物の高いポテンシャルを知ることは、とても意味があるのではないかと思います。
なぜなら、人間がどこまで、どんな風に手を加えるのかという、指標になってくれると思うからです。
この苗作りの、“具体的な手順を知りたい”、“トライしてみたい”と思った方へ
岩澤先生から教わった方法をもとに、たけしくんが実際に行っている手順を動画で公開しています。ぜひご覧ください!
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