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私のためのご褒美チョコ
あれは2年前の2月のこと。
ルフルーヴの金柑タブレットを食べて、目を閉じることも恐れるくらいの奥行きに、"森の中の洞窟だ"と思った。
それからというもの、ルフルーヴさんを追い続け、ずっと聴いていたPodcast『味な副音声』でもルフルーヴさんが紹介され、
よし!次の自分用チョコはルフルーヴさんに決めた!と決意して、
ルフルーヴさんのガナッシュが食べられる日を楽しみにしていた。
そして今年2月。
待ちに待ったガナッシュ6をお出迎え。
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自家農園で採取された蜂蜜のガナッシュ。
青くて若い草の香りを錯覚で感じて、"草原だ"と思った。お尻を揺らす蜂さえ見えた。
少し齧ってゆっくりと舌の上で溶かしていくと、フレーバーの中に隠れていた蜂蜜がじわ〜〜っと顔を出し始め、だんだんと強く優しく口の中に広がる。
(↑お尻を揺らす蜂が登場するのはここ)
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蜂蜜味のチョコレートというより、チョコレート味の蜂蜜を食べました?と思うくらいに、深いコクがあり、けれど、くどくない、印象的な蜂蜜。ねっとりとした舌触り。
ガナッシュの断面を見ただけでは何のフレーバーなのか分からないのに、一口食べればハッキリと分かる味。
そして、その味と香りが移りゆく感覚。
舌の上で手品ショーが開催されているみたいで楽しかった....!
特にお気に入りだったのは、
パッションフルーツとゴルゴンゾーラ。
空・海・太陽・花のあの"南国感!"がたった一粒の中にぎゅっっっと詰まっていて、南の島にひとっとびできたし、ゴルゴンゾーラとチョコが一体感をもっていたのは衝撃だった。赤ワインがとても欲しくなった、、
身体の表面も内側も冷えきったこの時期、白湯(コーヒーでも紅茶でもなんでも、あたたかい飲み物)を口に含んで、チョコレートをゆっくり溶かしながら味わうとかいう儀式。
それが私はとても好きだなぁ、と改めて。
(↑2年前に食べた金柑タブレットの記事🍊)
>>おまけ
蜂から連想して、朗らかな気持ちになった出来事を🐝
POPPYで栗と舞茸のキッシュ、バターミルクビスケットを買った日。
タイミングよく焼き立てのビスケットをゲット。
まだ温かくて、風で冷めないよう、まるで赤子を抱くかように、焼き菓子の入った袋ごと両腕の中に抱いて持って帰ったのだけれど、
焼き芋や焼き立てのパンをそんな風に持ち帰ることはあったとしても、焼き菓子をそのように抱いて持ち帰ったのは初めてだったな〜。
ほら、なんだか朗らかになった。
春が待ち遠しいな。早くこないかな。
大好きな春🌼
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