イタリア上空を飛んだ🌰🇮🇹
どうしてもどうしてもモンブランを食べなければ、秋がきたと感じられず、しかもたいていどこのケーキ屋さんも秋にしかモンブランを出さないので、秋になったらモンブランを食べなければならない。それはこの世に生まれた者の使命である。
そんなんで、この日はラトリエモトゾーさんのモンテビアンコを食べた。
(ここからは、夢の世界にお付き合いください)
目を閉じるとそこはイタリアの上空。
口溶けなめらかなメレンゲの上に雪化粧の山の形をした軽い生クリーム、周りには洋酒が効いたイタリア産のマロンクリーム。
マロンクリームを一口食べた瞬間、
じわじわ〜っとイタリアの街に沈んでいきそうな私をみて、
軽い甘さの生クリームの雲が、ふわっと救世主となって現れる。
誰もいないモンブラン山上に取り残されずに済んだ。
そして気の抜けた声で言葉を発する。
「グラッツェ〜」
って。
ラトリエモトゾーさんのモンブランは、一口一口食べるたびに、わたしをイタリア上空の雲と何度も遊ばせてくれた。
夢の世界、と申しましたが、本当にこのような感覚に陥ったのです、、。
そして、ラトリエモトゾーさんの黄色いショップカードにはこんなお言葉が。
さらに、ケーキの箱のシールには、こんなことが書かれていました。
「てんとう虫が体にとまると幸せが訪れると言われています。」と。
小学生の頃、てんとう虫が体にとまって騒いでる子たちを見て、横でニヤニヤ笑ってたな自分。
そんなんなら、私の体にとまれ〜!って走り回ればよかったな、なんて。