ひきこもりの解決6(家族の風通し)
娘のひきこもりと同時に我が家にやってきたウサギのムース(♂)
娘がお世話をしてあげて守るべき弱い存在が要る、と思い、飼い始めましたが、
本当にみんなを癒やし続けてくれました。
天使のような可愛らしさでした♫
後日また写真を載せていきたいです〜
家庭内は、新たな試練が続いていました。
高校入学直後からの異変
なんだかんだ大変でしたが、晴れて高校入学が決まり、
娘は入学前の制服採寸や、持ち物購入など、ハイテンションで、
ウキウキ、キラキラ、楽しみで仕方ないといった様子でした。
入学前から顔見知りも出来て大喜び、入学初日に友達も出来て、部活にも入りたい、誰々と仲良くなった、一緒にお弁当を食べて‥と嬉しそうに報告してくれていました。
美術系の選択授業は何を取ろうかな〜?などなど、楽しそう。
あぁ良かった〜
みんな仕切り直しての再スタート!!
‥‥したんだと思っていました。
もうすぐ部活の見学へ行く、明日は行く、明日は行く、と毎日言いながら、
どういうわけか何日経っても見学に行かない娘。
おかしいな?と思いましたが、
大喜びで始まった高校生活を疑うこともなく‥
何もかもに喜んでいながら、本当は辛いなどとは思えず‥。
でも異変は、ほんの1週間ほどでやってきました。
まさかの欠席。中学時代の不登校を思い出し、気持ちがザワザワしました。
それでも娘は通学を続けていました。やっと始まった高校生活、頑張りたい気持ちはあったんだと思います。
4月の終わり、親睦を兼ねての2泊3日の学校行事に参加。
そしてGW。 明けて、
既に集団生活に限界超えした娘がいました。
まだ良く知らない者同士の宿泊行事は、耐えられない時間だったようです。
そしてまた登校出来ない日々が始まりました。
私のストレス
実は娘が入学直後の異変を見せたとき、さすがに信じられない気持ちで、いったい何が起こっているのかと思いました。
ここに来てまた簡単に欠席する娘を、理解出来るほどの視野はまだ私にはありませんでした。
ショックやガッカリ、怒りや事実を拒否したい気持ちなどが渦巻いていました。
家には、鬱で寝てばかりの夫が常にいて、私はどちらを向いてもストレスしかなく‥
元々、ありがたいことに肩こりなどの無い私でしたが、何故なのかその頃、背中の真ん中から謎の痛みが始まり、広がって、ついにGWの頃には半歩ずつしか歩けないくらいに背中全体が凝ってしまいました。
仕事場では、再び不登校に陥った娘に呆れ、子育て丸ごと非難したい本音が隠しきれないママ友がいて、ストレスしか感じない日々。
そこに更なる追い討ちをかけるように、GW明けてしばらく経った頃、私の30年来の高校時代の親友の一人が急死。(病死)
前日に数人で会う約束をしていました。
こんなこと、あり得ない。
この時ばかりは、私が限界超えしました。大丈夫じゃない。
こんなに頑張っているけど、もう耐えられない。
風通しを良くする
さすがに、ウツな夫と娘から見ても、
今一番ハードで可哀相なのは、この私、ということになったようです。
これまで家族のために奔走し協力し、心を砕いて耐えて来ました。
もう誰のことも考えたくないし、背負う力すら無い。
お母さんに協力しよう。手助けしてやらないと。いつも迷惑をかけている自分たち。今はかけられない。というように立場が逆転しました。
私はドロドロの気持ちに落ちながら、そう、二人で自分たちのことは全部やって‥
そういえば心療内科の先生、1年前に言ってたな‥。
「本当はお母さんは、家を出ても良いくらいです。今はそうもいかないでしょうけど‥」
我が子がひきこもりのときに、
親がそばにいてあげて見守る、ということはかえって良くないから、
出来るだけ親子は距離を取ることを勧められて内心驚いたアドバイスでした。そんな現実離れしたことを言うなんて‥。
家を出る‥
部屋を借りて距離を空ける‥
そうだ。わたし抜きで二人でのんびりやってみたらいいんじゃないかな、
そんな考えが浮かびました。
ウィークリーマンション
親友のことがあれこれ落ち着いたころ、6月半ばに、2週間、
私はウィークリーマンションを借りることにしました。
日々家にも戻るし、家のそばの職場にも通う。そして借りた部屋で寝起きする。
三角形に移動することを決意。
寝たり起きたりの娘のことはもちろん心配だったので、
毎日短い時間でも良いから声を掛けよう、と思いました。
それ以外、ふたりで協力してもらい、私も時々一緒に食事したりもして、しばらく過ごした結果、
二人が話している時に、ふわっとした雰囲気が漂っていて、
家族のあいだに良い風が吹いている、ことに気づきました。
社会的責任を果たしていないことに負い目を感じ過ぎることなく、ちょっと楽になれたのかもしれません。
距離を空けることで、似た者同士、気が楽で息が詰まらないんじゃないかな、
わたし、‥要る?? とも思いましたが、
まあ、一応要るかとは思い直し、笑
ひとまず、大きな発見を得られた出来事となりました。
つづく