キャリアの問題の本質は、現在と理想的な状態の間にあるギャップである
キャリアの問題について、モヤモヤしますよね?
理想に向かって、
「ちょっとでもより良くしたい」
と思うと、本当に奥が深い。
今、「ナラティブ・キャリアカウンセリング ~「語り」が未来を創る」(ラリー・コクラン著、訳:宮城まり子、松野義夫)を読んでいます。
キャリアコンサルタントとして、
「目から鱗」
のキーワードがつまっていて、付箋をつけながら読んでいます。
販売は中古品しか出ておらず、図書館から借りてきました。
■第一は、現実の状態である
裏を返せば、理想や期待がなければ、キャリアの問題は生じない、ということです。
役職定年、定年とも年齢で定められているから計画なこと、と捉えれば、逆算してどのように時間を費やすのがいいのか、真剣に考えることでしょう。
このまま同じ部署で頑張るのか、他の部署でさらなるチャレンジをするのか。
新しいことに、ワクワクしなければきっと楽しくないのです。
自分の意思をしっかりと主張し、主体的に動いていくのみです。
■第二に、理想と現実とのギャップは、その人の人生に影響する
その人の過去から人生のストーリーから、ギャップがどのように影響を与えているのか。
例えば、人生曲線(ライフラインチャート)をワークショップで取り入れるときも、ギャップを深く意識した「問い掛け」にしていけば、影響の大きさ、深さを一緒に探れるのかもしれないですね・・・。次回のワークショップでの問い掛けに入れてみよう。
■第三は、ギャップの埋め方がはっきりわからない
論理的には選択肢を拡げ、何かしらで優先順位を決めていければいいのだろうが、一人ではなかなか進まないものです。
人との対話からの気付きを得ていきたいものです。
キャリアコンサルタントとして思うのは、言葉の力で、人の意識や行動が変わり、踏み出し始めるときに、充足感を感じます。
「ナラティブ・キャリアカウンセリング ~「語り」が未来を創る」を通じて、キャリアデザインについて勉強を続けていきたいと思います。