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日銀植田総裁タカ派に転じドル円下落へ~米株全面安、PCEが予想外に強くも

米株市場に異変?VIXジワリ上昇

昨日10/30(水)から上値が重い印象でしたが、SMCIの急落で米国株市場の地合いが悪化したのでしょうか。10/31(木)VIX指数が22台に上昇しています。

VIX指数

昨日はSMCIのガバナンスと透明性に懸念があるとして監査法人アーンスト・ アンド・ヤング(EY)が辞任してことを受けて、同社株が急落していました。そして昨日発表されたマイクロソフトとメタの決算ですが、予想を上回る内容だったにも関わらず、来期見通しが期待値に達していなかったということでしょうか、決算受けて下落しています。
池田信太郎氏のポスト

マイクロソフト株
ヘッド・アンド・ショルダーに見えなくもない。

MSFT日足

メタ株
上昇トレンド維持も今日の陰線はそこそこ大きい。

META日足

SOX指数もヘッド・アンド・ショルダー形状のような・・・

フィラデルフィア半導体指数

今夜は米金利も軒並み低下。特に超長期金利の低下が大きい。株から債券へと資金シフトでしょうか。短期金利は場に異変?VIXジワリ上昇

昨日10/30(水)から上値が重い印象でしたが、SMCIの急落で米国株市場の地合いが悪化したのでしょうか。10/31(木)VIX指数が23台に上昇しています。

VIX指数

昨日はSMCIのガバナンスと透明性に懸念があるとして監査法人アーンスト・ アンド・ヤング(EY)が辞任してことを受けて、同社株が急落していました。そして昨日発表されたマイクロソフトとメタの決算ですが、予想を上回る内容だったにも関わらず、来期見通しが期待値に達していなかったということでしょうか、決算受けて下落しています。

池田伸太郎氏ポスト

マイクロソフト株
ヘッド・アンド・ショルダーに見えなくもない。

MSFT日足

メタ株
上昇トレンド維持も今日の陰線はそこそこ大きい。

META日足

SOX指数もヘッド・アンド・ショルダー形状のような・・・

フィラデルフィア半導体指数

今夜は米金利が急伸後、軒並み低下に転じています。特に超長期金利の低下が大きい。株から債券へと資金シフトでしょうか。今日は米指標発表を受けて、長期金利は4.333%まで上昇してからの下落です。

米国債りまわり 金利上昇は止まったか?

来週に大統領選挙を控え、明日に雇用統計を控えてトランプラリーの手仕舞いに入ったということかもしれません。今夜は米金利高でもゴールドが比較的大きな調整を強いられています。連日史上最高値を更新していましたが、今夜は利食いが一斉に入っていると言う印象ですね。金利低下なら通常は買われるゴールドですが、昨日まで金利高で買われてきましたので、教科書的な動きではありません。

COMEXゴールド日足 とはいえ、強い上昇トレンドは継続

トランプラリーの代名詞的に動いているビットコインもWトップ?

ビットコイン日足

明日の日本株市場は続落となりそうです。
日経平均、アイランドリバーサルの窓埋めならず反落となれば、強い売りサイン健在ということになりますが、その可能性もあるか?

日経平均日足

ドル円も下落、円高基調へ 日銀会合受け

ドル円相場、崩れてきました。152円台へ。

ドル円日足

今日は日銀金融政策決定会合。
今回は政策の変更予想はありませんでしたが、予想通りの金利据え置き。

https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k241031a.pdf

日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会 合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致)。 無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.25%程度で推 移するよう促す。

会見ではこれまで利上げに関して「時間的余裕がある」という表現を使ってきた植田総裁、今後はこれを使わないとしました。

9月の決定会合後の記者会見以降、円安修正で輸入物価上昇に伴う物価上振れリスクが後退しており、政策判断に当たって「時間的な余裕がある」と繰り返し述べてきた。しかし、「時間的な余裕」との文言が市場で次回の利上げ時期を示すキーワード化しつつあるとの警戒感が日銀では出ていた。

植田総裁はこの日の会見で「時間的な余裕がある」との文言を封印。

追加利上げを決めた7月の会合での植田総裁会見は予想外にタカ派でした。9月会合は政策維持で植田総裁会見は予想よりハト派な印象でした。9月はそして今日10月の会見はタカ派的だったと思われます。どうも植田総裁の会見は為替相場に配慮(=政権に配慮)してスタンスが変化しているようにも見えますが、確か利上げを見送った今回、ハト派メッセージを出せばドル円相場がさらなる円安ドル高となるリスクがあったと思われますが。

植田総裁は「予断を持っておらず、毎回の決定会合においてその時点で利用可能な各種のデータ、情報から経済物価の現状評価や見通しをアップデートしながら政策判断を行っていく方針だ」としており、要するに毎回の会合で利上げが適当かどうか判断していく、ということです。「時間的余裕」はなくなったわけですから次回12月会合で利上げがあるかもしれません。少なくとも市場のコンセンサスは1月利上げですので、そう遠くないうちに利上げがある、ということです。

展望レポートについては今日のJFXライブで安田佐和子さんが作成してくださった資料が見やすいので、こちらを。

PCEデフレータ強含みで金利上昇後の金利急低下

今夜、米金利は低下に転じていますが、指標が良くて瞬間金利は上昇していました。長期金利が4.33%に達したところからの転換。今夜はPCEデフレーターが予想を上回る結果となりました。

9月のPCEコア価格指数、前年比では2.7%上昇-予想2.6%上昇
実質の個人消費支出は前月比0.4%増、8月は0.2%増
貯蓄率は4.6%に低下

今日は日銀きっかけで円高が進行、PCE受けての米金利急伸にもドル円は反応が鈍く、足元で米金利が低下して来たためさらにドル円も下げ幅を拡大しそうです。

ドル円15分足と日米金利差 久しぶりに米金利と乖離して動いた

明日は雇用統計。
今夜PCEが強い結果でもドル金利上昇は限定的だったことを考えると、大統領選控えての金利上昇は終わってしまった可能性が高い。雇用統計が強くても弱くても、米金利は上がらず、ドル円は下げていく方向ではないかというきがします。昨日ドル円売ってみたいとしましたが、今日152.66円で売り参戦しています。

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