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【父の生前整理】抵当権が抹消されていない、だと⁈
現在、御歳93歳の父は
87歳の時に
子供達に黙って
複数の物件を購入し
不動産投資をはじめた。
しかし92歳の時に大腿骨を骨折を機に
娘の私の元に。
買い散らかした不動産物件の管理と、
父の財産の生前整理を
娘の私が、じわじわ進めている。
父の財産は、ダンジョンのごとし。
掘れば掘るほど、次々と問題が噴出してくる↓
このたび、家族信託を始めるにあたって、
司法書士さんに
父所有の不動産の謄本を見てもらった
驚くべき事実がまたしても!
元店舗の土地、家屋、
さらには、私の実家である奈良の土地と家屋、
これらの抵当権がいまだに抹消されていなかったのである!
抵当権の抹消とは、住宅ローンなどを返済した方ならご存知のこれ↓である。
わたしもローン完済後に自分で法務局に行って手続きした(素人でも意外と簡単)。
父は、土地や家屋のローンは、
とっくの昔に返済しているはず。
となると、
抵当権だけが
完済から何十年も放置されていたことになる。
なんでや!
うちの父のズボラっぷりに愕然とする。
昔のことだからネットもないし、
情報が無かったからなのかなあ。
うちの父、不動産投資とかしちゃったけど、実は世間知らずだったのね。
融資先であった大阪の地方銀行2件に連絡をとる。
予想通り、
抵当権抹消の手続きには
父本人が銀行に出向かなければならないという。
しかし父は大腿骨骨折後で、歩行器使用。
東京から大阪まで出かけるのは、
文字通り命懸け。
何度も何度も
電話で銀行担当者さんと交渉して、
なんとか郵送でのやり取りができるようにしてもらった。
ここからはまた面倒な書類やら本人確認の作業が始まる。
これまでも同じようなこと、何度もあった。
まぁ、乗りかかった船だ、
ぼちぼちやるか。
こんな面倒ごとを自分で片付けてこなかった上に
もはや買い散らかした不動産の管理もできなくなっているけれど
父自身は
93歳になっても、家賃収入があることが自慢らしく、
わたしや弟に何度も誇らしげに話す。
もう、父には、本当のことは言わず、
(説明しても理解できないし)
お迎えが来るまで、ご満悦でいてもらおう。