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ICOMで入れるイギリスのミュージアムと展覧会2024(自分のための忘備録)
ICOMとは
「国際博物館会議(こくさいはくぶつかんかいぎ、International Council of Museums=ICOM)は、1946年に創設された博物館の国際組織。フランス・パリに本部を置」いているとのことです(Wikipadia 「国際博物館会議」より)。
なお、ICOMの読み方は、日本委員会はイコムと読ませる一方で、海外ではアイコムやイコムと読んでいたりして、一律ではありません。
冒頭からお金の話で恐縮ですが、結構いいお値段の年会費なものの国内外のミュージアムに入館・入場できるという優待があります。その他の優待要件はここでは省きます。ICOMで入館できるミュージアムの情報は各館のホームページに書かれていることもあれば、某館のように悲しい誤情報もあり、書いていなくても入館できたり、訪問前にはなかなか知ることが難しいのです。実際に行った人から口コミで聞くのが一番早いという…。
2024年12月にイギリスに出かけた際の「ICOM会員証の利用記録」として、まとめるものです。なお、本記事はあくまで2024年12月時点の情報ですので、ご注意ください。
イギリスの常設展は無料が多い
イギリスの国立・公立館のいわゆる常設展は入館無料がほとんど、特別展は有料の場合が多いようです。ICOMのメリットないやんと思いましたが、特別展に気軽に入場させていただいて、物価高に円安のご時世にはたいへんありがたかったです。
グラスゴー編
バレル・コレクション
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ハンタリアン博物館 グラスゴー大学
Hunterian Museum, University of Glasgow
入館無料!
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ハンタリアン美術館 グラスゴー大学
Hunterian Art Gallery, University of Glasgow
入館無料!
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マッキントッシュ・ハウス グラスゴー大学
The Mackintosh House, University of Glasgow
一般入館料 £10
ただし、ICOMで入館OK
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ケルヴィングローブ美術館・博物館
Kelvingrove Art Gallery and Museum
入館無料!
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リバーサイド博物館
Riverside Museum
入館無料!
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聖マンゴ宗教博物館
St Mungo Museum of Religious Life and Art
入館無料!
載せられるレベルの写真がありません、悪しからず。
オックスフォード編
アシュモレアン博物館 オックスフォード大学
Ashmolean Museum, the University of Oxford
入館無料!
ただし、特別展Major Exhibition - Money Talksは有料£15.30のところ、ICOMで入場OKでした。
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セント・メアリー教会の塔
The Tower, University Church of St Mary the Virgin
入場料 £6
ICOM効力なし!観光施設ということでしょうか。
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ロンドン編
ロンドンで2館訪問した経験からは、ウェブサイトからの時間予約制が一般的になっている印象を受けました。とりわけ大英博物館の入館は無料ですが時間予約必須、敷地入口でスマホ画面のQRコードを見せた後にセキュリティチェック、ようやく博物館へ入館となりました。QRコードを持たずに来館して、門の外で予約しているたくさんの人がおられました。私が訪問した日の予約は朝が最も混み合っていました。
下の2館とも一般有料の特別展は、ウェブサイトから時間予約できるようになっていましたが、気づかずに行ってしまいました。ICOM会員証を示すとQRコードを印刷したチケットを渡されて、すんなり入場できました。
特別展は高額(£22≒4,400円 2024年12月時点)だと感じましたが、内容の充実度や開催経費等を思えば、日本の展覧会がギリギリスレスレの予算でやっているだけで安すぎるのかもしれません。
大英博物館
British Museum
入館はそもそも無料(ただし、時間予約制でQRコード取得が必要)
特別展Silk Roadsは£22(時間予約制)でしたが、ICOMで入場OK
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ヴィクトリア&アルバート美術館
Victoria and Albert Museum
入館無料!
特別展The Great Mughals: Art, Architecture and Opulenceは£22でしたが、ICOMで入場OK
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ロンドン、2館しか行ってなかった…ですね。
この記事は忘備録です
今回は2024年11月末から12月初までフランスとイギリス、途中アブダビでのICOM入館情報のうち、イギリスのグラスゴー、オックスフォードおよびロンドンで経験したものです。当然、各都市のミュージアムを網羅したわけではありません。
それぞれのウェブサイトにリンクつけます。
ガイドブックは目指しませんので、あえて解説をつけませんでした。
読んでくださって、ありがとうございました。何かひとつでも参考になりましたら幸いです。
※ 本記事はあくまで2024年12月時点の情報です。ご利用の際にはご注意ください。