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AGEをはじめた、二人のこと。

ユージ君

「ホークス優勝したっすよ!! ウェーーイ」

これが、今回AGEを一緒に設立しようとしているユージくんからの第一声でした。

1999年、シドニーオリンピックの前の年。現在のソフトバンクホークスの前身であるダイエーホークスが、ダイエーとなって初優勝した年。私は、UTSの交換留学生で、新たなシェアハウスに移った日。そのシェアハウスにいた日本人でした。

彼は、高校卒業後そのままワーホリでやってきていて、どう見ても高校生感まるだしの18才の男の子と言う印象でしたが、今となっては、現地の仲間たちで唯一シドニーに残った最後の人です。私は1年で帰国したのですが、その後、彼はIT系の専門学校へ入学しセントラルクィーンズ大学へ編入。当時、IT人材には就労VISAが降りていたことも幸いし、そのまま就職。マルチカルチャーな職場のIT業界で生き抜いてきました。途中、現在の日本人の奥さんと結婚されています。

私と彼のグローバルな経歴を比較すると、面白い一面が見えてきました。

真逆なグローバルの道を歩む

「変わった経歴ですね」とよく言われます。自覚してますw
私は、帰国後、当時シドニーで出会った方と在学中に国際結婚。卒業して仕事は15年の間、(日本)国内事業だったため、ビジネスでグローバルなことはしていませんでした(正直、興味もなく。。)、その代わり、家庭がグローバルな環境だったため、自然とグローバルな経験をすることができていました。

ユージは逆で、日本人でありながら、シドニーという異国で、グローバルな環境でビジネスをしながら、家に帰るとそこには日本の家庭が待っているという状況です。

そのような環境で生活を送りながら、お互い知り合ってから20年が経ちました。

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二人でできることはなんだろう。

「そろそろお互い、いい大人なんだし。何かしたくない?」
コロナで自粛中に、お互いの国のコロナ状況を話してた雑談の中から、なんとなく生まれた意識でした。

この20年の私たちのグローバルな経験は、「意識せず」、「自然に」、「気がつかず」身についているものでした。ぶっちゃけ意識して何かをしたのは、「英語がんばった、、」ぐらい。
それよりも、僕らが持っているグローバル感覚は、この20年間グローバルな環境で生活してきて自然と身についているものです。

だとしたら、僕らにできることは、等身大で経験してきたこのグローバルな環境を再現する場を作り出すことなんじゃないだろうか?という考えに行き着いたわけです。
そして、多くの人に「グローバル経験」を「日常生活のなか」で「自然に」身に付けることで、より豊かなボーダレスな暮らしができるようになるよね。という発想に到着したわけです。

私は人材系の仕事をしていることもあり、人のキャリア、特に「グローバル人材」のキャリアに触れることも多く、以前から「ボーダレスな暮らしができる世界の実現」がグローバル人材の最終到着地点なんだろうなっと、持論のようなものを持っています。その意識もありました。

グローバル環境を国境のないオンライン上で

このコンセプトを出発地点として、私の人材やキャリアのバックグラウンドと、ユージのITのバックグラウンドを組み合わせて、何か形になるものができるのではないかと、ディスカッションが始まりました。

本業や家庭があるから、朝の6時ミーティング(時差で日本は5時。。)やね。と始めたone on oneは、週1でやっていくつもりが進行のピッチが早く、結局、週2以上で話が進んでいきました。

なんでそんなに「グローバル」推しなのか?


ただシンプルに「楽しい」からです笑。

もちろん、グローバルの世界にいると、苦労することも結構あります。
そんな思いするぐらいなら。。という価値観の方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、仮に辛いケースと楽しいケースを比べてみたら、だんぜん楽しいケースの方が多い。有意義であることの方が多い。それは、二人の共通見解で一致しています。

例えると、今のお住まいから徒歩圏内だけで生活するのと、車で行ける範囲で生活するのとでは、ぜったい車がある方が豊かな生活に繋がりますよね。それと同じです。

コロナ禍で世界は一度完全に閉ざされ、Stay Home, Social distance, Three Csと行動が制限され、人と人との繋がりを断ち切っていくことを強いられてしまいました。僕らはそんな100%逆境でありながらも、これらを1から繋ぎ直し、さらにはボーダレスで豊かなグローバル社会の実現へ向かってチャレンジしていこうと、わりと大それたことを言いながらも、案外ゆるめに取り掛かっています笑。

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