箱根駅伝へ繋がった僕の原点【上利賀ふるさとマラソン】 2022/05/04
今年の4月中旬。
中学校3年生以来ぶりに、
地元の富山県南砺市利賀村で開催された「上利賀ふるさとマラソン」に参加した。
*筆者は現在30歳 / 利賀村については下記のnote参照
この大会は毎年4月中旬に開催されており、
小学生から一般社会人まで幅広い年代が参加する利賀地域の恒例行事である。
今年で記念すべき第40回の節目の大会ということで、
僭越さを感じながらもゲストランナーとして今大会に参加させていただいた。
大会当日は、平野部に比べ山間部特有の肌寒さがあったものの、
利賀地域の方々の声援の温かさと子どもたちの熱気もあり、
良い雰囲気の中でレースが開催された。
コロナ渦で中止となる市民マラソンもある中、
開催や運営にご尽力いただいた関係者の方々には感謝申し上げたい。
久しぶりにこの大会へ参加するにあたり、自分のこれまでの競技活動を回想していた。
「上利賀ふるさとマラソン」が無ければ、
自分は箱根駅伝出場はおろか、ランナーにさえなっていなかったのではないか。
そう推察できる、また結論づけることができると思うくらいこの大会は、
僕に大きなきっかけを与えてくれた。僕がランナーになった原点がこの大会にあるということを改めて感じていた。
僕が小学生の頃、既にこの大会は毎年開催されていて、
学校行事としても参加するのが当たり前になっていた。
当時は大手電力会社が大会に協賛しており、
各カテゴリーで3位までに入れば立派なメダルと賞状をもらうことができた。
小学生の当時、
あの立派なメダルをなんとかもらいたい。
そんな一心で学校から帰宅後、
自分で毎日家の近くの道路を走っていた。
利賀村は過疎地域ということもあり、
市街地の学校と比べると大会へ参加する生徒数も少なく、少し頑張れば大会で上位に食い込める可能性が高かった。
そんな手に届きそうな目標だったことも、走ることを頑張ろうと思った理由のひとつだと思う。
正直、小学校中学年くらいまでの僕は、少し肥満体型だった。
主観的ではなく客観的にこれを証明する出来事がある。
自宅から10kmほどに位置する、とある温泉施設の脱衣所でのことだ。
一緒になった知らないおじさんから、
と言われた。
20年ほど経った今でも覚えているくらいだから、
当時はかなり衝撃的な体験だったのだろう。
今ではこのエピソードを他人に話すと、
そんなに太っていたなんて信じられない!
と言われるのだが、
これが小学校中学年ごろまでの僕である。
過去と今の体型を比較したら、ライザップの広告にも載れる自信がある。
あのとき僕の心に火をつけてくれたおじさんには、今では感謝している。
(当時はしていなかったと思う)
そんな知らないおじさんから酷評された過去がありながらも、
継続していけばなにかしらかたちにはなるものだ。
そんな学びを僕はこれまでの競技への取り組みや、
「上利賀ふるさとマラソン」に参加までの過程の中で身を持って得ることができた。
年々人口が減少している利賀村ではあるが、
「上利賀ふるさとマラソン」は今後も継続して開催されることを心から願っている。僕もまた利賀地域の子どもたちに自分ができることがあれば、なにか貢献していきたい。
結局なにがきっかけで子どもたちの能力が大きく伸びるかは誰にもわからない。
子どもたちには必ずしも走ることでなくてもいいので、
なにかきっかけをみつけて、それにチャレンジして自分の可能性を広げていってほしいと思う。
また現在利賀村では「山村留学」で様々な地域から子どもたちの受け入れを行なっており、学校行事や村の行事に子どもたちが積極的に参加してくれている。
より多くの子どもたちが、自分の可能性を広げる出会いを利賀村でみつけてくれていたら、地元出身者としてはとても嬉しい。
(長期・短期留学プログラムの実施 / 説明会・見学会もあり*東京,大阪,名古屋)
最後に、
宣伝めいたものになって恐縮だが、
今回の投稿で取り上げた僕の地元利賀村にて、
昨年も開催したランニング合宿を今年も開催する。(時期:7/30-8/1)
上記のようなことを思っている方(特に③)、
下記の参加申し込みフォームからお申込みいただけたら、
ぜひこの夏の一番になる思い出を提供したい。
お申込み、心よりお待ちしています!
*概要は下記のフォームにすべて記載
【ご参考:昨年のランニング合宿振り返り】
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