マジシャンの働き方
マジック業界の仕事
マジシャンになったらマジックを仕事にする。それは理解できるが、実際どのような場所で、どのように働けばよいのか、という疑問は多いことだろう。マジシャンになりたいと思ったとしても、どのような働き方があるのかがわからなければ、つまりマジシャンになる方法がわからない、ということと同じである。
ここでは、マジック業界の仕事について紹介していくが、業界の仕事は、一般人に向けた仕事と、マジシャンに向けた仕事の2つに大別される。
一般人に向けた仕事は、マジックを演じて収益を得る、という仕事であり、ストリートマジック、マジックバー出演、居酒屋でのテーブルホップ、出張マジック、マジック教室、マジック指導・プロデュースなどがある。それぞれについて、詳しく後述するが、特に出張マジックが、最もメインとなるマジシャンの仕事であるため、クロースアップマジック、ステージマジック、イリュージョンと、さらに細かく分類しておくことにする。
マジシャンに向けた仕事は、マジックを演じる仕事ばかりではないため、必ずしも自身がマジシャンでなければならないということではないが、マジックに精通している必要があることと、さらに特殊な才能やスキルが必要であることが多い。マジックショップ経営、マジシャン派遣、マジックバー経営、マジッククリエイターなどがあり、それぞれマジシャンから収入を得たり、マジシャンを使ってビジネスをしたりという仕事である。
最後に、上記のどちらにも属さない、タレントという働き方もある。これは、一般人やマジシャンから収入を得るのではなく、スポンサーから収入を得るという働き方である。
このようにマジック業界には様々な働き方があり、これからひとつひとつについて詳しく説明していく事にする。このテキストを見て、マジシャンとして働く人が増えることが、原作者と筆者の願いでもある。
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