あとがき
このテキストを最後まで読んでいただき、原作者、筆者ともに嬉しく思っている。
本書の目的は、プロマジシャンの仕事の方法を伝え、実際にマジシャンとしての活動を始めてもらうことであるので、あなたがもし、このテキストを読んでマジシャン活動をはじめることができたのであれば、本書は十分に役割を果たしたことになる。
実際にやってみれば、それほど難しいことではなかったと、思ってもらえたはずである。
まずはマジシャンとして1円でも収入を得るところからはじまり、食べていけるレベル、つまり年収240万円程度を突破し、続けていくうちに500万円、800万円の収入を目指すことになるだろう。そうすると、1000万円という数字も見えてくるだろうが、この頃になると労働収入の限界値も同時に見えてくることになる。そうなれば、自分の労働力だけではなく、人に働いてもらったり、お金に働いてもらったり、仕組みに働いてもらったり、というようなことを考える必要も出てくる。
3000万円や5000万円を目標としたならば、スポット収入だけでは、とても届かないと気付くことになるので、ストック収入も同時に考えていく事になるし、また個人事業よりも法人化したほうがメリットが大きい、という段階も迎えることになるかもしれない。法人化すると、従業員を雇いやすいとか、銀行からの資金調達を受けやすいとか、株式発行して出資してもらえるとか、様々な使える資源が増えることになるので、個人でできないことが実現可能になる。そのような未来を視野に入れつつ、まずは目の前の活動に取り組んでみてほしい。
もし、このテキスト内容に満足し、あなたがマジシャン活動を始めた上で、さらにマジシャンとしての稼ぎを増やす方法について学びたいならば、「マジシャン必見!とりっと式経営術」を読んでいただくことを推奨する。本書の内容の次の段階として、年収800万円や1000万円を稼ぐ方法について、詳しく紹介している。
もしかすると、若い時には、マジックができればお金はいらない、と思っているマジシャンも多いかもしれないが、その収入で子育てができるのか、その仕事を老後まで続けることができるのか、と考えて、先を見据えて稼ぎ方を勉強しておくことは、きっとあなたの助けになることだろう。
あなたが好きな仕事をして、そして幸せな未来に到達できるよう、情報を提供するのが作者らの役割である。
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