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7.クロースアップとショー

商売としてのマジック

 何が売れるかわからないアート作品を創るよりも、既定路線のエンタメ商品を売る方が、手堅く稼ぐことができます。
 なぜなら商売としてのマジックは、ある程度売れ筋がすでにわかっているからです。

 とっつきやすいのは、クロースアップでしょう。
 初期費用が安く、練習も実戦も気軽に始められます。
 一方ショーは、道具代がかかります。
 さらに不特定多数の観客をコントロールするため、「場の支配力」という高度な技術が必要になります。
 ステージショー、クロースアップショー、カウンターショー、サロンショー、イリュージョンショー、大道芸のサークルショーなど、それぞれ種類によって魅せ方も変わってきます。

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