『ようこそ映画音響の世界へ』ミッジ・コスティン監督。ポップコーンよりも柿の種よりも。(2020/9/7)
「サックサク」のポップコーン片手に観てはいけません。でも映画館では塩っ気が欲しくなりますよね。新宿シネマカリテの売店を覗けば、プリングルスと柿の種と歌舞伎揚げ。これはいけません、全部「サックサク」なのです。音響の映画です。小劇場ではスピーカーこだわりおじさんが集結し、耳を澄ましているのです。あーしっとりした梅干しを持参するべきでした。キュッと唇がすぼんで咀嚼音も漏らさぬ酸っぱめの紀州南高梅を。そのくらい、とにかく「『音』に真剣な映画」の映画でした。
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