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フレディ・マーキュリーにちょっとだけなれる、ハッシュタグのおまじない(2020/5/12)

#守りたい店は通いましょう
というハッシュタグを始めました。勝手に。自分のお気に入り飲食店の写真をSNSにアップしながら。今、個人経営のお店に通わなきゃ、本当に失われてしまいます。比較的に安定収入のサラリーマンが今、現金をシェアしないでいつするの?今でしょ!の思いです。(本当は税金を預かる政府や自治体の「公助」が第一ですけど!)

それにしても長いことSNSやってきましたが、ハッシュタグを考えて、小さく武者震いしたのは初めてでした。ハッシュタグって、検索キーワードやテーマ募集や一言ボケぐらいに考えていたんですけれど、実は<ひとりシュプレヒコール>というか<セルフなコール&レスポンス>というか、フレディ・マーキュリー気取りというか、とにかく「切実な叫び」にもなるんです。#検察庁法改正案に抗議します、の大きな波に乗りながらも感じたのですが、ハッシュタグを使う醍醐味って「世間に承認してもらった気になる」以上に、提案スタイルで使うことで「世間に訴えた気になる」なんですね。

「訴える」ではなく「訴えた気になる」で十分なんです。むしろそれがいい。勇気のサイズがちょうどいい。ハッシュタグを使うだけで「小さな勇気」を自らに感じることができたなら、それはSNSに血が通う瞬間でもあり、オンライン止まりのつぶやきを「肉声」へと変えていくきっかけにもなる。そして、肉声で周囲の誰かに声を出して伝えられれば、その言葉にはいよいよ言霊が宿ります。世間の空気感にささやかな変化を生じさせることでしょう。

大袈裟に書いてきましたが、「#」をひとつ付けるだけでちょっと勇気が湧いてくるおまじないみたいなもんです。音楽のコードで例えると、マイナーコード「Dm」のファの音に「#」を付けるだけで、メジャーコード「D」に変わって、響きが明るく楽しくなる感覚。そんな感覚を味わいたくて、今宵も僕は、大好きな店へと味わいに行くのです。


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