しなやかであるために
僕の平日の一日は、朝6時に始まる。
最近は目覚まし時計も必要がなくなってきた。
数分むにゃむにゃした後に、水を一杯のみ、ヨガマットを広げる。
HIITトレーニングを15分した後に、プロテインを飲んでシャワーを浴びる。
その後、モーニングノートを書いて、読書をする。
7時30分になれば職場に向かう。
これが朝のルーティーン。朝の時間が取れるようになってから読書がとてもはかどって嬉しい。人間は日光で目覚めるとは良くいったもので、冬には到底目覚めることができない6時という時間も、春になれば明るい太陽に照らされ自然と目が覚める。
太陽は偉大だ。
さて、僕が根本として習慣にしている考え方は、『しなやかでありたい』ということである。
『しなやか』とは
1:弾力があって柔軟なさま
2:身のこなしが上品で優美なさま
3:考えや対応が柔軟なさま
を指す。僕がはじめに しなやか という単語に心突き動かされたのは、学生の時分、青春18きっぷで中国地方を一周している折、宮島バックパッカーズホステルで出会ったとある女性と話しているときであった。その女性は、初対面だが旅のよしみで一日、共に弥山を登山や観光しただけだったのだが、夜のバーでこう言った。
「君って、スポンジのようだよね、なんでも吸収してしまうというか、しなやかなんだよね。」
しなやか かあ。その時の僕は自分のことを言われていたのだが、どこか他人ごとのように、しなやかさ という言葉に魅力を感じた。
それ以降、しなやかでありたいな、と思って生きているのだが、具体的にどのようであれば しなやか なのかまだはっきりとは自分でもわからない。
しなやかであるために、僕が意識していることは
①なにか予定外のことがあっても、予定外だからこそできることを考えて、むしろその状況をありがたく思う
②この世界も捨てたもんじゃないな と皆が思えるように振る舞う
③自分がしたいと心の奥底で思っていることを大切にする
の3つである。これらの考え方のもと、僕の言葉や行動は習慣づけ得られている。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
ウィリアム・ジェイムズの有名な言葉である。
習慣が変わるようにまではなってきたように感じるが、人格が変わったかどうかはわからない。ただ僕にできることは、こうでありたいという「心」を胸に、ふだんの「行動」を丁寧に行っていくことだけである。
そうして生きていくことで、しなやかであることができたらなと、思うのです。