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なんか茶色い、冬景色

冬の景色といえば、一般的には雪景色や凍った川だろうけど、私の中では、

なんか茶色い。

としか、思ってないかもしれない。

山暮らしをする方々などにとって、雪や氷はかなり身近だと思うけど、そうではない私にとって冬景色のイメージは、草花が枯れた大地や葉のない木々。

そう考えると、ずいぶんとさみしい。

真っ白な銀世界も、川面の氷が日の光でキラキラと輝くさまも、縁遠いのだから。

本当の冬を知らない、ともいえるかもしれない。

ということで、そんな自分を癒すべく、あるいは肯定すべく、最近見かけたステキななんか茶色い冬景色を紹介してみます。

茶色こそ、冬景色って信じたい。

【関宿にこにこ水辺公園(千葉県野田市)】

関宿にこにこ水辺公園1

千葉県野田市にある関宿にこにこ水辺公園には、寒空と枯木という風景のなかに、さまざまな動物のオブジェがありました。

関宿にこにこ水辺公園2

ゴリラの茶色いオブジェです。

緑豊かな春とかじゃないからこそ、なんかすごい哀愁を感じる。あるいは、哲学者っぽい。

関宿にこにこ水辺公園3

これはカバ。たくさんの茶色いカバ。

関宿にこにこ水辺公園4

寒空の下、うっすら笑うカバ。

このカバも哀愁漂う。

ちなみにこの公園のメインスポットは城でした。関宿城。

【渋川市総合公園(群馬県渋川市)】

渋川市総合公園1

群馬県の渋川市総合公園にある茶色の彫刻。佇立という作品らしいです。

渋川市総合公園2

群馬の山を背景にすると、よりかっこいい。

さっきのゴリラとカバ同様、なんだか哀愁漂うな。やっぱ緑豊かって、視覚的インパクト大きいんだろうな。

【日比谷公園・アーク灯(東京都千代田区)】

日比谷公園

都内の日比谷公園にあるアーク灯も、茶色の風景。

このアーク灯、日比谷公園の開園当時のものらしい。

日比谷公園の開園って、明治時代よ、明治時代。

枯葉ばかりの冬の夜を照らす、明治の光。

日比谷公園の隣の皇居外苑は、
茶色じゃなくてキラキラしてました

【加須はなさき公園(埼玉県加須市)】 

加須はなさき公園1

川と高い木。

そうだった、この冬景色に哀愁や色気、もしくは美しさを感じて、このnoteを書こうと思ったのでした。

人が自然に求める生命感や息吹がまったくない、なんか茶色い景色だけど、色っぽい。

ああ、廃墟の魅力と同じか。

生命の儚さに胸を打つ。

でもこの木々や大地は、多くの廃墟と違って、冬を越えれば緑豊かになるだろうよ。花も咲くだろう。

加須はなさき公園2

加須はなさき公園には、池もありました。冬の木々と違って、池のカモやサギは元気いっぱい飛んでました。

【冬は茶色、おいしい】

茶色いゴリラやカバ、彫刻などでした。

私にとって、冬景色は茶色でした。

雪じゃないから、キラキラしてませんでした。

でもね。

コーヒーやチョコレートは茶色

国民食であろうカレーも、醤油ラーメンも。

だからたぶん、オールオッケー。

(了)

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