紅葉ではなく、高揚する公園。
公園で謎のオブジェを見かけると、ドキドキする。
みなさんも、きっとわたしと同じだ。
人類は、「謎」にしかドキドキしない。
学校教育とかの影響、もしくは恐怖心を克服するために、未知とかわからないものに対して理解しようとするから、「謎」に心を奪われるに違いない。
人類は、イケメン美女にもドキドキするし、豊かな身体性にも心をときめかせるが、こうした動物的、本能的なものではなく、社会的、文化的な生物としては、「謎」を愛好しがち。
「謎」に対する動物的、本能的なアプローチは、破壊や逃亡になる。ゆえに、気分の高揚やドキドキのような心理を楽しむわけではない。
と、謎のことを書きましたが、ここ最近、公園で見かけた、謎のオブジェとかを紹介してみます。
秋だけど、紅葉ではなく、(謎オブジェとかによって気分が)高揚する公園。
【行田市総合公園(埼玉県行田市)】
埼玉県行田市にある行田市総合公園には、トトロがいる。
トトロの舞台は埼玉県所沢市だけど、行田にもなぜかいました。
これ急に見かけたら、写真撮りたくなるよね。
というか、似てるだけで、本当はトトロではないかもしれない。調べても情報がない。
この公園は、城跡的な石垣も印象的でした。行田市は忍城が有名なようなので、こうした景観は多いのかも。
【水城公園(埼玉県行田市)】
埼玉県行田市にある水城公園内にある、ヴェールカフェ。
謎のオブジェではありませんが、昭和レトロな建物に心ときめきますな。緑色の建物もなかなか見かけないから、余計に目立ちます。
で、事前になにも調べずに行きましたが、この付近はめっちゃ観光地でした。
先ほど少しだけ触れた忍城やアンブレラスカイという謎のオシャレなやつもあります。
行田市は足袋も有名らしいので、足袋関連のなにかも多く、本格的に観光できる場所でしたね。
わたしはわけあって、ちょこっと散歩しただけだけど。。
【粕川西部運動公園(群馬県前橋市)】
公園にある謎オブジェといえば、こういうやつだよな、やっぱ。
蛇口が謎のところにある、カエルさんとカバさん。
群馬県前橋市にある粕川西部運動公園は、さっきのふたつの公園よりも、はるかに小さく人も少ない。
が、公園にある謎オブジェランキングにおいては、はるかに上位に違いない。
この遊具も、なんか魅力がある。
観光地の公園や、多くの人が利用する総合公園・運動公園は、きれいに整備されている傾向にあるけど、わたしの中のステキな公園像は、こうした謎のカエルやカバのいる公園かもしれない。
それにロケットがあれば、宇宙にも行ける。
【古河総合公園(茨城県古河市)】
茨城県古河市にある古河総合公園。
この石で作られたモニュメント的なもの、やけに威厳があるな、全部英語だし。
そう思って調べたら、日本ではじめて「ユネスコ メリナ・メルクーリ国際賞」という賞を受賞した公園らしい。
「ユネスコ メリナ・メルクーリ国際賞」とは、以下のとおり。
この賞だけでなく、この公園の設計監修は東工大の名誉教授らしいので、なんだか立派な公園です。
園内には、茨城県のみどころを紹介するオブジェ(?)もありました。
なんか海が目立つな。
茨城県付近の、わたしの地元の群馬含め、栃木、埼玉、長野、山梨には海がないので、たぶんこれらの県の人は、茨城県うらやましいと思ってると思う。
少なくとも、わたしは思ってる。
【秋こそ謎のオブジェ】
10月になれば紅葉シーズンなので、さまざまな公園がオレンジとか黄色とか茶色で彩られます。
公園の主役は紅葉になるわけですが、謎のオブジェたちも忘れないでほしい。
謎のオブジェたちは、「芸術の秋」というニーズに応えているのだから。
紅葉のような刹那的な美しさはないけど、「謎」だから、ドキドキする。
ドキドキすれば、わたしたちの頬は、紅葉色に染まる。
(了)