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絵本作家への道~初心者が1年で講談社絵本新人賞を獲得するまでの話

こんにちは。

今日のテーマは、
僕が 絵本作家になるまでの道を
簡単に まとめてみようと思います。
もともと、小さい頃から
絵を描く事が 大好きでした。

ところが、中学生の頃に 出会った友人が、
とても上手に 絵を描く事に 自信を無くし、
絵を描く道を 諦めました。

その後、レーサーに成りたいと 思い、
20代は レーサーを 目指して
頑張っていました。

しかし、夢は叶わず、
更に、先ほどの友人は
プロの イラストレーターとして
輝いていることを、
ネットで 知るのでした。

それによって、
悶々とした 気持ちの 中に、
僕にも まだ何かが 出来るかもしれないと
探す日々が 始まりました。

そして、28才で 結婚して
子供が 生まれ、
妻が 毎日子供に 絵本を
読み聞かせするようになりました。

そこで、思い出したのです。
絵を描く事が 大好きだったことを。

それから僕は、自分の子供の ために
絵本を 描くようになりました。
そのうち、絵本作家というのが
頭に 浮かんできました。

どうやってなったら
良いのかも 分からず、
たまたま 見かけた コンテストにも
出してみましたが、
全く駄目でした。

それでも、2人目も生まれ
こどもたちが 大きくなるにつれて
この子たちが、絵本を楽しんでくれるうちに
絵本作家として デビューしたいという思いが
どんどん 強くなって いきました。

そして、何年かして
たまたま 目にしたのが
メリーゴーランドという
子どもの本専門店で行われている
絵本の塾でした。
絵本業界の事を全く知らなかったので、
調べてみると、プロの作家を大勢輩出し
講談社絵本新人賞を獲得されている方も
いましたので、
ここで学びたいと思ったのです。

ところが、
メリーゴーランドの 絵本塾に入るには
オーディションが あったのです。
自分の作品の ラフ本を 提出して、
合格した者だけが 入塾を
許される 場所でした。

僕は、そこに入るまでに
数年を要してしまいました。
僕は 全くの素人だったのです。

そして、とうとう 2016年
37才にして、入塾することが出来ました。

お金が掛かります。

メリーゴーランドの 絵本塾に入るには
決して安くはない お金が 掛かるので、
僕は、1年で 結果を 出す!
2年目は無い。
と思い 通い始めました。

とても 厳しい場所でした。
自分の 甘さを、
そして 絵本の 奥深さを
学びました。

そして、1年間通い、
絵本塾に 来ていただいている
編集者からのオファーもなく、
終わっていくのでした。

でもこのままで、
終わるわけには いかない。
どうしても 諦めきれず、
妻にも 相談し、
2年目も 通う事を 決めました。

そして、運命の 作品が

2年目に差し掛かって最初のころ
後に 講談社絵本新人賞を 受賞する作品
「いっぺんやってみたかってん」を
作りました。

新作を、新作を。。。と、
胃を キリキリ させていた
ある 雨の日に
いつも子供たちと行く
公園の横を 通った時に
頭に アイデアが 飛び込んできました。

正直、絵本塾では それほど良い評価を
得られませんでした。
でも、僕の頭の中では、
完全に色もついていて、
これは面白い!
と 信じていました。

そして、
講評していただいた ものを
取り入れながら、
コンテストに 間に合うように、
数週間 寝る時間を 削り
文字どおり必死に 期日当日の消印で
間に合わせることが 出来ました。

プロ野球選手に なりたいと
小中学生の頃は 野球も やっていて、
でも 全然うまくいかず。
高校生で 野球も、
絵を描く事も 諦め、
大人になってからも、
レーサーの夢を 諦め、

それが故に、
絵本作家を 目指したときに、
とにかく言い訳が出来ない環境で
結果を出すと決め。
言い訳のできない絵本塾へ入り、
ようやく結果に繋がったのは、
運が良かったと思っています。

とにかく大切なのは、
環境づくりだと思います。

その指針としては、
自分が目指している人たちが
通った道を真正面から
逃げずに向かっていく気持ち。

まぁ、
目指しているところとは違うけど、
なんとなくそれっぽいから、
自分のプライドも保てるし
これで自分を慰めよう。
で、自分が納得するのであれば
それはそれで良いのかもしれませんが、

おりゃー!と
突き進んでみる醍醐味を味わってみるのも
とても楽しみではあるのではないでしょうか。
僕はそう思います。

人生は1度きりです。
本当にそうなんです。
でも絵本だけが全てでもありません。
人それぞれが、自分がやってみたいと思う事を
ちょっとでも叶えることが出来たら、
前を向いて生きていくことが出来たらなと
思っています。



 


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