コンテストなどでもよく指摘されるような、初歩的な間違い
コンテストの講評でも、
よく指摘されるような
初歩的な事について書いてみました。
僕も、絵本の塾に通っていたころに、初めて知ったようなことでした。
絶対こうじゃないとダメという事はありませんが、
これをわかっていて使うのか、わからずに使ってしまっているのかで
制作していくうえで、ヒントになればと思います。
見開きの折れ曲がる部分(のど)に、
その場面で大切なものを描くのは基本的には、NGです。
漫画的な表現方法は出来るだけ避けた方が良いのかなと思います。
子どもにとっては、絵本から入り、漫画です。
漫画的な表現方法(絵のルール)が、理解出来ない恐れがあるからです。
・顔に縦線が入って、ぞっとした顔になるとか
・汗が💦とか。
コマ割り的な表現方法も出来るだけ使わず、基本的には1見開きで表現していく。
それも、同じような理由からですが、
絶対というわけではないので、
本当にそうじゃないと表現できないのか考えてはみる必要があるのではと思います。
ポワポワ~と雲のように想像の場面を描くことも漫画的な表現です。
絵本は、いかにして想像の世界へつれていけるかも大切です。
ありえないけれど、ありそうと思えるようにする必要もあります。
簡単にに2種類の例を挙げると、
①完璧にその世界観を作ること
②現実で始まり、想像の世界へつれていき、また現実の世界に戻ってくる。
この、2パターンは、構造としてはシンプルです。
①は、辻褄を完璧に合わせ別世界を作り上げるか、疑問に思わないくらいぶっ飛んでるか(思わせられる雰囲気、世界観)
②は、シンプルに想像の世界に入る入り口と、出口がある。
(押し入れが入り口になってるなど)
その他は、スムーズに、いつの間にかその世界に入って、
いつの間にか戻ってくるなど、
出入り口がこれ!と表現出来ないもの
にわかれてくるでしょうか。
・夢落ち
・虹が出てきて、さあ解決!
・魔法で解決!
など、簡単になんでも解決してしまったり、
結局夢や、魔法だったのか。で終わらず、
もしかして、本当に存在するのかも!
と思えるようなリアリティーが
表現出来たら面白いかもしれません。