With Corona時代の第3の場所
在宅勤務が快適すぎる、はちです。
緊急事態宣言の解除から約1週間。少し前までは「After Coronaがどんな世界になるか・・・」という議論が企業家やオンラインサロン主催者などで議論されていましたが、政府や東京都が「新しい生活様式」と話すようにもはや"After"というより"With Corona"と捉えてコロナの恐怖と共に生きていく時代の到来かと感じでいます。
ただ、今日のこのnoteはそんなノストラダムスの大予言(もう古いな・・・w)をするのではなく、エンジニアのライフスタイルがどう変わっていくのか、私はそれとどう向き合っていくのかをまとめたくなったので、まとめます。
有り余る体力と時間
在宅勤務を始めた頃は腰の痛みや開発環境の不便さを感じている方が多かったと思いますが、1~2ヶ月経った現在、大体の方は何か下の対処をしているのではないかと思ってます。いわゆる在宅散財ってやつですね。
それにより住環境と職場環境の境目が融解されてきたのが今かなと思います。
そんな形で在宅勤務に順応し、「もはや会社に行く意味がないのでは・・・?」と感じている人も、ことエンジニアに限定すると少なくないのではないでしょうか。
ちょっと大袈裟な表現かもしれませんが、今までストレスと感じていた物理的な移動がなくなり、時間と体力が有り余っている方も少なくないでしょう。
そして、その使い道を家族との遊びや家事に充てる人、趣味の時間に充てる人と同じように自己研鑽の時間に充てる人も増えていると感じます。
学習と実践の境目
自己研鑽の方法として、読書もありますが、実際にいろんな言語のチュートリアルを学んでみたり、業務の中で気になった技術を学んでいくこともあるでしょう。
「何か作ってみようかな!作りながら学びたい!」
そうやって自分でプロダクトを作りたいと思いつつ・・・日頃チームで開発している人であればあるほど、
「フロントエンドはわかるがサーバーサイドがさっぱり・・・」
「インフラは任せっきりだしな・・・」
「デザインセンスが・・・」
と言った壁にぶつかることもあるでしょう。
スイッチングコストの低減
在宅勤務環境に話を戻すと、移動時間の削減による「体力と時間の捻出」の話をしました。
あらためてこの事実の詳細を覗き込むとこんなものが提言されています。
・打合せと打ち合わせの間のスイッチングコスト
・趣味と仕事の間のスイッチングコスト
これにより「メリハリが効かない」「仕事とプライベートの境目がなくなってしまう・・・」というデメリットもありますが、これは開発環境の切り替えをするスイッチングコストも下がっていると言えます。
これは複業(副業)やコミュニティー活動へのダウンタイムが思いっきり下がっているともいうことができ、仕事とプライベート以外の第3の場所に費やせる時間が大きく捻出できるチャンスです!
With Corona時代の第3の場所
私は今までも職場、自宅以外の第3の場所の重要性を常々検討してきました。
そこは居心地の良い場所であり、職場や自宅での立場を捨てられる場所である必要があります。詳しくはこちらのnoteにまとめています。
そして、コロナウイルスと向き合う中でこれをどのように実現するかということも考えてきました。
世の中的にはオンラインサロンの勃興やライブ配信の民主化などが挙げられると思います。
しかし、いずれもリモートでの信頼関係を築くのが難しく、信頼関係がなくても楽しめる一方通行のものか、たとえ誰かが離脱しても運営が成り立つ疎結合な会が中心で、またそれが現在の解のように感じます。
この辺りも別noteにまとめてるので、今日はここまで。
さて、そんなWith Corona時代のピンチとチャンスに真摯に向き合い、私が新たにチャレンジしてみたいと考えているのが、「密結合なコミュニティー」です。
今まではタブーとされていた内容と感じていますが、あえて"誰かがいないと誰かが支える"、"みんなでカバーし合う信頼関係"を前提にしたコミュニティーとそれにふさわしい濃密な活動をしていきたいと思っています。
具体的には、「プライベートチームによるプロダクト開発」です。そこには給与もなければ、契約もない。あくまでお互いの信頼と責任感に共依存するコミュニティー。
そこには様々なスキルを持った人が集い、それぞれの仕事をそれぞれのペースでこなしていく。そしてそこから生まれるプロダクトで「世の中をちょっと生きやすくする」を目的に活動したいと思っています。
その名も
「放課後モノづくり倶楽部」
まずは、仲間と第一弾プロダクトを世の中に投入すべく活動を始めていこうと思います。
乞うご期待!
主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う