5 感謝を伝える
「ありがとう」は、
お礼の言葉であるだけでなく、
相手の存在価値を認める言葉です。
お子さんの自己肯定感を高めるのに
”褒める”を意識されている方は
多いと思います。
自己肯定感を高めるには、
「ありがとう」の言葉も
とても有効です。
1)あなたのおかげで助かったよ。ありがとう。
お子さんに感謝を伝えると、
”自分は誰かの役に立った”
”自分は必要とされている”
という実感をもつことができます。
2)分かってくれてありがとう。
お子さんの
”共感に基づく行動”に
感謝を伝えると、
やさしさ・思いやりを
育てることにつながります。
3)「えらいね」→ありがとう。
「えらいね」も褒める言葉ではありますが、
「えらいね」という言葉をかけ続けると、
評価ばかりを気にする子どもになるそうです。
「えらいね」を「ありがとう」に変えて
評価よりも感謝を伝えると
”誰かの役に立ちたい”という
本能的欲求が満たされて、
貢献心のある子どもに育ちます。
4)生まれてきてくれてありがとう。
「生まれてきてくれてありがとう」と
親ならば思っていることですが、
きちんと伝えたことのない方も
多いかも知れませんね。
「生まれてきてくれてありがとう」と
伝えることで、
”かけがえのない存在”
”必要とされている存在”
と自分のことを肯定的にとらえることが
できるようになります。
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感謝の気持ちを持つと
相手だけでなく、
自分も幸せな気分になります。
お子さんに感謝を伝えることで
お父さん・お母さん自身の愛情も
さらに深まります。