100人プロジェクト vol.002
100人プロジェクト2人目は、
ゆりさんにお話をお聞きしました。
ゆりさんは、
僕と同じ大学で、表現教育の学生団体で知り合いました。
部活動は、陸上競技部に所属しており、ハンマー投をしています。
なんと過去にはリレーで日本一を二回も獲得しているゆりさん。
ハンマー投という新しい挑戦を踏まえ、多くの話を聞くことができました。
「自分がやるべきことをやり続けた。」
大学からハンマー投を始めたゆりさんは、大学一年時の合宿で考えが変わったそうです。「合宿をしたから強くなるんじゃなくて合宿で得たことを継続するから強くなる」と考えていたゆりさんは、何か新しいきっかけを得て、自分を変えたいという意気込みのもと合宿に参加したそうです。しかし、喋りながら練習している部員の姿をみて、このままこの環境で練習しても強くならない、やるなら一人だ、と感じたゆりさん。次の日から一人で練習を行うようになり、部員達に文句を言われるようになってしまいます。しかし、ゆりさんはやるべきことをやり続けました。
「気づいたら周りに影響を与え、チームの中心にいた」
そんなゆりさんを、この合宿で影ながら見ていてくれた人がいたそうです。それは投擲ブロックのキャプテンです。合宿終わり、キャプテンに練習を褒めてもらい、見てくれている人は見てくれていると感じたゆりさんは、この行動は間違いではないと確信し、その後も継続します。気づけば、自分についてきてくれる新入生や部員が増え、チームの中心にいたゆりさんは、
「やるべきことが分かっていたから一人が怖くなくなった」
と言っていました。こんなにも自分の信念を貫くことができることが本当にすごいと思いました。アスリートとし大事な部分はここなのかもしれません。
「何事にも恥ずかしさを持たない。」
これは、ゆりさんがもっとも大事にしていることです。
この話を聞いた時、僕はものすごく共感しました。誰しも恥ずかしい事は必ずあるし、それが行動の邪魔をして何もできないことがあると思います。ゆりさんは、この恥ずかしさを乗り越えるためにこのような考え方をしていました。
「初めてのこととかで、恥ずかしさが1パーセントでもあったら自分が持っている99%の力しか出せない。それはものすごくもったいないこと。できないで当たり前、分からないで当たり前だから、何事も挑戦してみる。そうすれば、分からないことも認められるし、質問や相談もできるようになる。やればできるし、挑戦すれば楽しいし、行動すれば必ず何かが起こる。」
このように考えられる人はものすごく少ないと思います。ゆりさんは、この考えから、練習でも常に先頭で練習し、先生からアドバイスをもらったり、多くのことを経験できて風景が変わったりしたそうです。このように考えられるようになると、必ず人としての幅は広がるし、僕ももっと日常からこういう考え方をしなければいけないと感じました。
「中学校の保健体育教員になることが夢」
そんなゆりさんの夢は中学校の保健体育の教員になること。
「教えるのは自分がやってきたこと。やったことのないことは教えられないから、何か一つだけに興味を持つのではなく、今のうちに、色々な経験をして、色々なことに挑戦する。24時間の使い方が上手かったら色々なものを詰め込める。」
とゆりさんは言っていました。普段から、勉強だけでなく、部活動、学生団体、学校行事など多くの行動を起こしているのは、ゆりさんのこのような考え方からきているのだろうと思いました。間違えなく良い教員になると思います。僕もゆりさんに負けないように切磋琢磨しながら頑張っていきたいです。
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