100人プロジェクト vol.004
100人プロジェクト4人目は、
チーさんにお話をお聞きしました。
チーさんは、現在、ベトナムから日本に留学しており、
僕と同じ学生団体に所属しています。
ベトナムと日本の違いについてなど、多くの話を聞くことができました。
「ベトナムのことが好きになった。」
日本に留学しているチーさんは、日本とベトナムの差について話してくれました。特に感じたのは教育と考え方の部分。チーさんは、「日本は同じような教えを受けて、人のことを思ったり、遠慮したりする。そこが、いい部分であり、悪い部分でもあると思う。」と言っていました。日本に来て、日本の良いところ、悪いところを感じ、改めて、ベトナムの良いところに気づいたそうです。もともと、ベトナムの教育があまり好きではなかったチーさんは、これを機にベトナムのことが好きになったそうです。
「ベトナムの人は発展したくて、周りのことを勉強する。」
チーさんがもうひとつ感じたことは、日本人があまり日本以外のことを知ろうとしないことです。100人プロジェクトvol.001でも書いたように、ベトナムには、日本をはじめとする外国に行きたい人がたくさんいるということを改めて感じました。そう考えると、日本人は日本に留まろうとしている人が多いのかもしれません。
「人との関係を大事にする、気分が悪い時に他人に見せないようにする。」
これは、チーさんが最も大事にしていることです。
まず、人との関係を大事にすること。「日本人は、言いたいことをはっきり言わないから、人間関係を深めていくのが少し難しい。」とチーさんは言っていました。そのような思いを全く感じさせずに、僕たちと仲がいいのはチーさんのこのような考えからだと感じました。
もう一つは、気分が悪い時に他人に見せないようにすること。これは、人との関係を大事にすることからきているのかもしれないと感じました。自分の気分が悪い時に、人にその態度を見せてしまうと場の雰囲気が悪くなってしまうのが嫌なそうです。だからこそ、気分が悪い時に自然にいることを意識しているそうです。
「人を支えられる強い人になるのが夢。」
そんなチーさんの夢は人を支えられる強い人になること。そこには、大学の先生からもらったこんな言葉がありました。
「強い人は辛いことで泣かせるのではなく、幸せなことで泣かせられる。」
この言葉を胸に、チーさんはきっと立派な人間になるのだろう思いました。自分の故郷を離れ、精一杯頑張っているチーさんとともに、これからも頑張りたいです。
ーENDー