ESG評価の文献リンク集
MSCIやCDPなど主要なESG評価のメソドロジーや評価結果など、開示されている範囲で集めました。
JPX_ESG評価機関等の紹介
主要なESG評価のまとめがされています。ESG評価指標は600以上あるとも言われますが、主要なESG評価はまずはこれを眺めるのがいいかと思います。
こちらのリストは私なりにまとめた主要ESG評価の概要
MSCI ESG Ratings
AAAからCCCまでで企業のESG取り組みを格付けしています。
MSCI_ESG格付けメソドロジー
実際に評価する際の指標などの文献は以下のリンク
MSCI ESG Methodologies
初回はメールアドレスなどの登録を求められます。
ESG Industry Materiality Map
産業セクター(GICSサブセクター)ごとのキーイシューとウェイトが確認できます。
FTSE ESG Scores
MSCIと同じくGPIFが採用しているFTSEですが、メソドロジーや評価結果の詳細は一般には開示されてません。
CDP
質問票に回答し、評価される形式です。質問票の内容は業種ごとに異なり、スコアリングの詳細も開示されています。
開示サポート
質問書の詳細解説資料
企業向け質問書&ガイダンス
業種ごとの質問書、ガイダンス、スコアリング基準のダウンロードができる
Search and view past CDP responses
過去の回答と評価が検索できます。
ISS
ISS(Institutional Shareholder Services)は米国の議決権行使助言会社
Methodology and Research Process
ISS ESG Gateway(企業ごとのレーティング)
S&P CSA(Corporate Sustainability Assessment)
CSAは1999年からスタートしており、S&Pが2020年に買収して傘下に。
ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)、S&P ESG指数、S&P Global ESGデータの基礎データとして使用されています。
Methodology
ESG Scores
Sustainalytics ESG Risk Ratings
企業がどれだけのリスクに晒されて、それをどれだけ管理できているかという視点で評価。
1〜100点評価で点数が低いほど低リスク=良いということに
メソドロジーのダウンロード
評価結果
Eco Vadis
主にバイヤー企業がサプライヤー企業の評価を行うために使用されます。
回答者は中小企業がほとんど。回答者数も抜群に多いです。
バイヤーからの要請に応える以外にも、自主的に評価を取得することも可能。
EcoVadis評価の基礎知識
発行しているホワイトペーパーが有益
ESG評価間の相関
ESG評価では評価機関によって1つの会社に対する評価が一致しない課題があります。
GPIFはESG活動報告の中でFTSEとMICIのESG評価の相関関係を見ています。改善傾向にありますが、まだ相関は低いです。
GPIF_2022_ESG活動報告
ESG評価の評価
企業が評価にさらされるように、ESG評価期間もまた評価にさらされています。
イギリスERM社傘下のSustainAbility Instituteの調査は回答数は少ないものの、投資家、企業実務家双方の意見が集められています。
The SustainAbility Institute_2023_Rate the Raters 2023 ESG Ratings at a Crossroads
ISSやCDPが人気、MSCIやFTSEはあまり人気がない
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