
絵本龍潭譚展大阪の陣&第56回造本装幀コンクール受賞者トーク!
2月15日〜23日まで大阪・マニフェストギャラリーで開催した絵本龍潭譚展と2月24日東京・印刷博物館での第56回造本装幀コンクール受賞者トークイベントが無事終了いたしました。

にしむらかおりさんの個展「猫俳句と関西弁の猫のブログ集」も14th moonで開催していました



中川学さん手製本による絵本 全てはここから始まりました

泉鏡花の初造本装幀作品です

刷師、故今泉浄治氏による手刷りによって生み出された渾身のシルクスクリーン版画

ところどころに重ね刷りやラメなどを加える事で立体感が増しています

200枚以上書いていただいた中の1つです

全作新作とのこと こちらもぜひどうぞ(*^^*)
12:00~19:00 Final day close at 17:00 12日(火)・13日(水) Close


デジタル版画+シルクスクリーン印刷でうっすらとパールで様々な絵柄が刷り重ねられています
さらにひとつひとつ絵師、刷師、圖案家のそれぞれの落款が押されていきます
これは浮世絵に習ったもので、自身のあらわれなのです(ed.50)




エンボス感と風合いのある特殊紙モデラトーンを使用したデジタル印刷作品
泉鏡花の各作品をイメージし描き下ろしたもの
色の再現性も高く、繪師×刷師によるこだわり満載の作品です

見開いて展示する事で作品が際立ち、本の楽しみ方が増えます
本の詳細はこちらをどうぞ

「榲桲に目鼻のつく話」のカバー紙と同じ紙を使用したレコードジャケットサイズポスター
カバービジュアルと未発表の2バージョン 未発表デザインには絵本 龍潭譚、絵本化鳥、まるめろ本作品内の掛札文字などを担当した書家 上田普氏による題字を仕様
レアもの間違いなし!


そう言ってますんでぜひ買ってください(*^^*)


今回会場で販売した本は全てサイン本でした

鏡花本ではないですが、鏡花本を作っていた事からのご縁で生まれた本です
POPは書店感を出したくてビレバンやドンキ風に手描きしました(^^)
〈第56回造本装幀コンクール文部科学大臣賞受賞〉


ファイルにいろんな資料をまとめて閲覧できるようにしていました
ちなみにこのチラシは中川さんと鏡花本をつくる以前のものです
竜の字やお姉さんの立ち位置が違います

約14年間、みなさん大切にちゃんと居ります

ボツ案なども全部見せました(^^)

最初は手描きなんです

墨の濃淡、位置など細かな指示をしています 編集者さん、印刷現場の方々に感謝です(*^^*)

貴重なラフばかりで皆さんビックリされてました

使っていいよ、と、搬入中に描いてくれました(*^^*)
凄い評判よかったです お陰でたくさん売れました
その夜、僕はこれに影響受けて手描きPOPを描いたのでした 勉強になりますっ
家族みんなで搬入&搬出 ホンマありがと!!


会場1Fでは世界のブックデザイン2022-2023展が開催していました(3/3までで終了)
もちろん「海の庭」も展示されていました(*^^*)





牧 寿次郎(グラフィックデザイナー)安田昂弘(アートディレクター/グラフィックデザイナー)




ホンマそれぞれでなるほどなあ〜と勉強になります

行った時、「月刊太陽」装幀特集号と横並びで嬉しかったです!
〈写真は特別撮影許可いただいたものです〉
とまあ、あっと言う間に駆け足で過ぎ去った2月。お陰様でたくさんの方々の応援、告知などに助けていただけ、展示会&トークも遠方、オンライン含め、多くのご来場、ご参加に心から感謝いたします(*^^*)
この場でいただいたご縁を活かし、また次のステップへ向かいます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
