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詩「追憶埋葬」

20240814

ハナビシが炸裂させたユーモアが
西の空を彩る時 エシは死にたくなる
腐った両手で描いた人物画がテジナシで
消えたサギシを探している

紫炎 烽火連天 灰 廃墟 幽愁暗恨
油彩 画竜点睛 夜 炸裂 魑魅魍魎
花札 百花繚乱 指 奇術 傲岸不遜
盗品 泡沫夢幻 盗 下賤 因果応報

タカシくんはいいました
「AからDまであるくよ」
ヒロシくんはなきました
「AもDもわからないよ」

「火薬と一緒にたまに鼻くそを入れると良いぜ?」
「そろそろ終わりかもな(カーテンを開ける)」
「ここにあるカードの絵柄が動き始めます!」
「……(土の匂い 這いずる蟲 音 遠くから)」

タカシくんはしつもんしました
「まだおえかきをしているの?」
ヒロシくんはないてばかりです
「うちゅうからたすけはこない」

生き残ったのは二人だけだったから
友達を思い出すと胸が苦しいことばかり
何があったのか話す相手を探さずに
出来ていたことばかりをやっている

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