詩「無駄骨」
20240815
誰かを思って何かをしてみても
いつの間にやら一人相撲になる
そんなことばかり 何かをする気が
起きなくなってもおかしくない
疲れた身体を引きずりながら
地上絵を描くように部屋を徘徊し
半目を開いて家具を避ければ
上から見たら万華鏡の中身の死骸
心を殺すことに慣れたなら
奴らみたいにクールになれるだろうか
羨ましくて何もしたくない
何も思いたくない 何も感じたくない
抱いた夢なんてものを捨ててしまいたい
それが出来れば話はもっと早い
いっそのこと全て終わらせてしまいたい
それが出来ればとっくにやっている
誰かに言われて無駄骨になることを
数える日々が淡々と過ぎてゆく
作ったものは手を振って去ってゆく
誤り続けることしか出来ない
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