認知主義
「「認知」にアプローチする必要のある例」の一つに「批判への不耐性」があるという。
どうやら「周りとの調和を重視すると、変容はできない」らしい。
思い当たることがあり、ハッとした。
忖度文化が根強く残るドメスティックな職場環境では、周りとの調和が最重要課題となり、
周りとの調和が重視されることで安定的な勤務環境となる。
年功序列社会で行動変容が進まない理由の一つは、圧倒的な上からのパワーを恐れることによる、批判への不耐性かもしれない。
だからこそ「変わりたい」と思ったとしても「変われない」と諦めざるを得ない空気感が発生し、
本当に変わろうとする人はその世界を離れていく。そんな流れが頭をよぎる。
周りとの調和を大切にしつつ、人が変わるためには、「自己一致、無条件の積極的関心、共感的理解」が必要で、だからこそ、実際に行動変容している人が変わりたいと思っている人のロールモデルとなり、本人以上に信じ応援することで、人は変わる勇気を持ち、行動を起こせる。
人は出来事ではなく、その受け止め方(その人の個性)によって悩む。
行動の前にある、認知に問題があるケースには、何らかの刺激に対して、どのように受け止めたのか、どのように考えたのか、ということに焦点をあててアプローチする。