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<詩> 社会人大学院入試前日

高速バスの往復券があるのに、急に自分の車で行きたくなった。
数年前に高速道路が伸びて、会場のある街へのアクセスはとても良い。
明日は当日、いよいよの。

助手席にはコンビニのおにぎりが積まれている。
食べれば食べるほど心が落ち着く。
おいしい、頭痛い、おいしい、頭痛い。
そしたらやっぱり眠くなって、パーキングエリアで寝た。

目が覚めたのは2時だった。
間に合うかな、またこういうのだ、お腹痛い、またこういうのだ。
深夜の運転は好きだ、たくさん食べるのも好き。
あぁ!
あぁ!
あぁ!
回して回したCDは熱い、ハンドルを握る手は黒い、久しぶりに叫んで喉が痛い。

ホテルに着いた僕の手はリュックに触れて止まる。
開けて、受験票が入ってなかったらどうしよう。
綺麗に整えられた布団を殴り、ごみを散らかして、清掃の人がこれを見てどう思うか想像する。
来た時よりも綺麗にして帰ろう。
リュックは、朝ごはん食べたら開けてみよう。

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