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<詩> 文章の波動

見よ波が来る
浜辺に立った釣竿に、かかるかもめのくちばしが、思いがけないのは
見よ!
僕の早計は苦しい鳥で、
鳥の造形は寂しい羽で、
羽の透明な凛々しい癖で、
癖の光景は厳しい割目
海の中に入っていくとき
僕だ!
僕がむりやり押し寄せる
この文章の波動には、海らしからぬ、性質がある
夜が来て、船が消えれば、文字が浮き出る

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