私、中学のとき模型部の部長だったんですよ
中学のとき、電子工作が好きでした。
ゲルマニウムラジオって知ってます?
知らないでしょうねえ。
こんなのです。
アンテナコイルと、ダイオード、
クリスタルイヤホンから
成っていて、電池不要で
ラジオが聞けるんですよ。
もっとも聞けるのはNHKラジオだけ
ですけどね
(電波が強いという意味です)。
1.中学のとき模型部の部長だった
中学校3年生のとき、模型部の部長でした。
模型部は15人程度いたでしょうか。
電子工作班、鉄道模型班などに
分かれて、活動をしていました。
と、いいたいところなのですが、
ほとんど休止状態でした。
年度初めに数千円の予算が
つくんですけれど、
私のいた電子工作班は、
数千円で1個の工作キットを
買いました。
そして4月中にそのキットを
作り終えて、あとは何もしないで
過ごしました。
顧問の先生が、英語の先生だった
のですが、特に模型に興味が
あるようには思えません
でしたね。
先生が模型に興味があるなら、
もっとどういう活動をすれば
よいかアドバイスをくれたはずです。
2.技術の時間にトランジスタラジオを作った
中学の技術の時間に、
6石トランジスタラジオを作成する、
というものがありました。
6石とはトランジスタを6個
使っているという意味です。
トランジスタラジオといっても
知らないでしょうねえ。
(ゲルマニウムラジオと同じパターン)。
ラジオの作成はお手のもの。
改造して、電源が入っているときは
ランプ(発光ダイオード)が
つくようにしました。
3.秋葉原へ買い物に行った
中学生の思い出は、自宅から
1時間以上かけて秋葉原の
電気街に行ったことですね。
一人で電車を乗り継いで
行ったんですよ。
秋葉原駅は複雑なつくりでね。
大型店舗もあるのですが、
小さな店がところ狭しと
並んでいる建物があって、
工作に必要な部品を
売っていました。
工具もそろえましたね。
ハンダごて、ラジオペンチ、
ニッパー、ハンドドリル、
リーマー、やすり、
テスターなどなど。
そうそう、もう45年ほど
前になるのですが、
「子供の科学」という
雑誌がありました。
(なんと現在でも
販売されているのですね。)
そしてその雑誌の広告に、
神田にある「科学教材社」と
いうものが載っていました。
電子工作などのキットを
売っている店ですね。
現在、店舗は閉鎖されて、
通販のみ扱っているようですが
(Yahooショッピングに
「科学教材」という名称で出ています)。
中学生の私は、最寄り駅の神田から、
「子供の科学」を手に
お店を探しながらうろうろと
歩いていたんです。
そこにやはり中学生くらいの
子どもとその父親という
組み合わせがいて、
どうやら科学教材社へ
行こうとしていたんです。
そして雑誌を手にしている私を見て、
「科学教材社へ行くんですか。
道を教えてくれませんか」
と話しかけてきました。
そして無事3人でお店へ到着。
4.昔はコピー機がなかった
45年前といえば、身近なところに
コピー機などありませんでした。
そこで図書館で「子供の科学」を
借りてきた私は、電子工作の
実体配線図をトレーシングペーパーに
写して書いていたのですね。
毎月のおこづかいを貯めて、
「次はどの工作キットを
買おうかな」と考えていました。
「子供の科学」をはじめとして、
「初歩のラジオ」「模型とラジオ」
「ラジオの製作」という雑誌があり、
いずれも図書館で借りて
読んでいたのです。
そういえば家の近所に
模型専門店がありました。
おもちゃ屋さんとは違います。
模型の部品だけを売っているのです。
今では商売として成り立たない
でしょう。
5.最後に
今回の記事は、みごとに
年寄りの思い出話になって
しまいましたね。
でもnoteユーザーの中には、
ひょっとしたらお子さんと一緒に
「子供の科学」を読んでいる人が
いるかもしれません。
ぜひコメントくださいね。