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話を盛る
欧米の人と食事や飲みに行くとジョークが上手な人が大勢います。そういう時、日本人の話は面白くないと言われる事がよくあります。
その理由の一つに事実を曲げてはいけないと考え、どちらでもいい事をダラダラ話す事があります。あった出来事を1から10まで正確に伝えようとすると、どうしても表現がダラッとなるものです。そんな人にお勧めなのはちょっと話を盛る事です。
例―1 辛いラーメンを食べた時
× 『見た目が真っ赤で、まあ食べられない程ではないんですけど、餡かけだったので熱が冷めなくて、余計に辛く感じました』
○ 『もう見た目から地獄の様に(ちょい盛り)真っ赤で更に餡かけタイプになっていて、これが食べ終わるまでずっと(ちょい盛り)冷めないんですよ。これから戦場に行く兵士の覚悟で(ちょい盛り)完食してきました(笑い)』
例―2 美人店員に会った時
× 『昨日行ったお店に美人店員がいた』
○ 『昨日行ったお店に思わず二度見するくらいの美人店員がいた』
例―3 サーフィンをしている少年を見た時
× 『海辺でサーフィンをしている少年を見ました』
○ 『まるで映画のワンシーンのように波を乗りこなしている少年サーファーを見ました』
例―4 電話機のセールスマンの話
× 『先日営業先の会社で電話機が売れた』
○ 『先日営業先のとある会社の社長様が非常に驚かれまして(ちょい盛り)電話機のリースを弊社に変更してもらいました。「え、そんなに安くなるの」と感激されていました。(ちょい盛り)』
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オノマトペの活用
オノマトペはフランス語で、音や感情の様子などを表す擬声語です。例えば『雨がザーッと降ってきた』のザーの部分です。
『駅から出た瞬間、大雨が降ってきた』事を伝えたい時『駅から出た瞬間、ザッバーと雨が降ってきまして』とするだけでその激しさが伝えやすくなります。
オノマトペを使う事で、言葉のニュアンスや勢いを出し易くなります。落語家など話芸達者な人はこのオノマトペと更に言葉に合わせた身振り手振りを加えて話に臨場感を与えます。
ちょっとした工夫をする事で聞き手が情景をイメージしやすくなり、うまく説明できます。