あなたは奇跡の存在です（5止）　ネガティブ思考への対処法

　では、｢私はダメなんだ｣という自己否定、卑下に陥りそうになったら、どうしたらいいでしょうか。
　
　大半の人は、なすすべもなくただ時間が過ぎるのに自らを委ねているのが現状のようです。
　ここでは、すぐできる対処法をお教えします。

　まず、簡単なリラックス法で緊張をほぐしましょう。

　自己否定、卑下のモードに入ったら、心と体は萎縮してしまい、本来の力が出せなくなります。
　
　ですから、心身を緩めてあげるのです。

　みなさんにオススメするリラックス法は、あくび体操です。

　そのやり方をご紹介します。
　大きくあくびをしながら息を吸い込み、両腕を左右に伸ばして胸を開きます。
　
　次はあくびをしたままゆっくりと息を吐き出し、両腕を閉じていきます。
　これを3回もやれば落ち着いてきます。
　たったこれだけです。どこにいても、短い時間でできますよ。
　
　あくび体操でリラックスしたら、肯定的自己陳述法に取りかかります。

　字面は難しそうですが、要は自分の意識に上書きをすることです。とっても簡単で、誰にでもできます。

　ひと言で説明すると、ポジティブな、肯定的な言葉によってネガティブな気持ちを消去するのです。

　上書きに向いた言葉を幾つかご紹介しましょう。
　4回繰り返します。口に出してもいいですし、心の中で唱えてもオーケーです。

（1）私は、私を許し私自身を受け入れます。
（2）私は、私が素晴らしい存在だと知っています。
（3）私は、私が愛され、認められていることを知っています。

　もし、あなたがネガティブな気持ちになっているなら、この３つのいずれか、あるいはすべてが、言いづらかったり、言葉がつっかえたりするでしょう。

　でも気にせずに、繰り返してみて下さい。きっと上書きされて、自分に肯定的になれるはずです。

　上書きするのは、ネガティブな気持ちと逆の言葉になります。ですから、その時の自分に適した言葉を自分に上書きしてあげてください。

　このほかにも、簡単な瞑想などがあります。機会があったらご紹介したいと思います。

　体と心はつながっています。自己否定、卑下は、心にダメージを与え、体を悪く変容させて病気を呼んでしまいます。

　あくび体操と肯定的自己陳述法で自分を癒やして下さい。

　そして、条件付きの幸せではなく、あなたの存在そのものが奇跡であり、幸せそのものなのだと理解して下さい。