まずは、自分を満たしましょう(3)~自分軸になるための練習
オフィス・アンサンブル(福岡市)のカウンセラー、キャリアコンサルタントの安藤洋章です。
「自分軸」の生き方は、自分は軽やかに生きられて、他人も大切にできます。
では、「他人軸」から抜け出して、「自分軸」になるためのトレーニング方法をご紹介します。
まずは、日常のささいなことでも構わないので、自分で選び、自分で決める練習をしましょう。
例えば、外食した際に、家族や友人が選んだものに「私も同じで」と乗っかるのではなく、自分で定が何を食べたいかをメニューの中から選び、注文するのです。
「自分で決める」という思考はとても大切です。
次は、模擬対話です。
あなたの苦手な人が、目の前の椅子に座っていて、その人とやりとりするイメージをします。
ちゃんと主張ができなかった過去の場面を思い出し、自分の気持ちを相手に伝え、それに対する相手の返事もあなたが考えます。
この架空の会話の練習をすることで、あなたは適切な自己主張に慣れていきます。
最後は、これまで紹介したことのある肯定的自己陳述法です。ポジティブな言葉を上書きし、マイナスの意識を消していきます。
適切な自己主張ができない人は、自己肯定感が低く、そんな自分を受け容れたくない心理にあります。
自己肯定感を上げましょう。
次の言葉を4回繰り返してください。口にしてもいいし、念じるだけでも構いません。
「私は、私が偉大な存在だと知っています」
「私は、私自身を許し、私自身を受け入れます」
3つ目です。
「私は、私が話すことはすべて安全で安心だと知っています」
4つ目です。
「私は、私が一歩踏み出していいことを知っています」
以上です。
この4つの中で、あなたが言いづらい言葉があれば、それがあなたのブロック、マイナスの思い込みになっているものです。
まずは自分です。自分を愛して自分を満たし、自分も他人も大切にしましょう。
(続く)