Q&A ヨガのクラスで、人の耳に心地よいと感じる声はどのようなものでしょうか? また、その声にも周波数はあるのでしょうか?
【質問】
リラックスヨガなどで、人の耳に心地よいと感じる声はどのようなものでしょうか?
また、その声にも周波数があるのでしょうか?
【回答】
ヨガのクラスで心地よく聞こえるように、インストラクターは話し方の技術として発声を研究したいですね。まずは、母音や子音をはっきりと聞き取りやすい滑舌を心がけましょう。大きく口を開ける練習も効果があるようです。また、声は、胸が口になったつもりで、胸に響かせて発声すると良いようです。
人の耳に心地よいとされる発声は、3KHz〜5K㎐の周波数帯と言われます。要するに「よく通る声」です。更に、ヒーリング効果の高いとされる声や音は、1/f(エフぶんのいち)ゆらぎという周波数をもつ声や音だそうです。1/fゆらぎとは、規則的なゆらぎに不規則なゆらぎが少し加わったもので、発声の際に自然な形でビブラートが生じている声などです。
これが聞く側の人の心をリラックスさせるというものです。具体例では、人の心拍の間隔、目の動き、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぎ、木漏れ日など。また、1/fゆらぎの声の持ち主として、福山雅治、宇多田ヒカル、美空ひばり、吉田美和、森本レオ、などの方々が挙げられています。高過ぎず、低すぎず、落ち着いたトーンの響く声です。ため息のような声質とも言えます。
人の注意を引きつけたい時はやや高めのトーン、反対に生徒をリラックスさせたい時には程よく低い声に、場面に応じて発声のトーンを使い分けたいものですね。