一番したいことをする時、人はキレイに見える from 「彼女はキレイだった」
「梨泰院クラス」でよりいっそう人気になったパクソジュンと、ドラマにハズレがなく様々な役をこなすファンジョンウムのドラマ「彼女はキレイだった」はわたしがこの世でいちばん好きなドラマだ。ハラハラドキドキだが温かいラブコメだ。しかも、毎回かなり笑えるシーンがある。ostも気持ちがはずむ。
そんな「彼女はキレイだった」が好きな理由はほかにもある。それは、わたしたちの日常においても、学べる言葉が要所要所に出てくるからだ。
今回引用したいセリフは、表題の通り。
その前にこのセリフに至るまでのお話を少しだけ。
第15話でファンジョンウム演じるキムヘジンは、恋人であるパクソジュン演じるチソンジュンと結婚し、彼のアメリカ行きに付いていくことにする。愛する人との結婚を前にしていたが、そのとき、童話作家さんから絵本作りのプロジェクトに誘われる。小さい頃から抱いていた「童話作家になりたい」という夢が実現するところだったが、「自分はできないし、ソンジュンとアメリカにいくことが決まっている」と言って断った。
しかし、一方で親友のミンハリは、仕事をやめて、好きなことを学びに大学院に入ることを決意。好きな勉強を楽しそうに、そしてイキイキしているハリにヘジンは「今すごくキレイよ」と言う。そのあと、自分の顔を鏡で見つめて「キレイじゃないわ」「全然楽しくなさそう」と言葉を漏らす。
そして、ヘジンは、ソンジュンの家を訪ね、結婚は必ずするけど、一年待ってほしいと伝える。誘われた絵本の一年間のプロジェクトをやりたいから。
「一番したいことをする時、人はキレイに見える。わたしもキレイになりたくなったの。」
自分の気持ちに嘘をついたり、我慢をしているときの自分はキレイな自分ではない、一方好きなことをしているときの自分は輝いている、「キレイな」自分であるという意味だ。
やってみたかった絵本作りをあきらめているときのヘジンは、ヘジンにとって「キレイな自分」ではなかった。輝いていなかった。
自分が好きな自分の状態ではなかった、ということかな。
わたしは、このセリフにハッとさせられ、共感し、いまでもこのセリフを胸にしまっている。
やっぱり、どうせなら、自分自身にも愛される自分でいたいから、それなら人へも優しくなれるから、自分の気持ちに嘘をつかずに、好きなことをしていきたい。
自分が好きな自分になりたいし、他人から見て、ではなく、自分から見て恥ずかしくないような生き方をしたい。必ず有言実行する、とか。
そのうえで出逢うつらいことは大歓迎だけど。