![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172402657/rectangle_large_type_2_b06e6a4395b30b1d000445b786b3b1bf.png?width=1200)
0.ただの主婦がレ・ミゼラブルを読解していくだけのnote
はじめに
いつか観たいと思っていたミュージカル「レ・ミゼラブル」を観る機会がやってきた!
2025年1月初旬、Xでレミゼのレポ漫画を見たのが事の始まりだ。そのレポ漫画は2012年の映画「レ・ミゼラブル」を紹介したもので、私は映画は観ていて大好きなので「わかる~」とリポストした。
するとにわかにTLにレミゼ情報が上がってくるようになり、そこでやっと今現在ミュージカルが帝劇クロージング公演として絶賛上映中であると知るのである。レミゼのミュージカル、ミュージカルも好きだしレミゼも好きなのでいつかは観たいと思っていたが、なんか定期的にやってるしどうせ東京だし…と思ってそこまで注目してなかった。帝劇にも思い入れはないのでクロージングといわれても別に、だ。
が、興味はあるので公式サイトにアクセスしてみると地方公演もあるではないか。近隣でもあるではないか!まだチケット間に合うではないか!!思い立ったら居ても立っても居られない性分のためチケット抽選に申し込み、そして昨日当選メールがきて無事レミゼの観賞権をゲットしたのである。
思い立ってからチケット抽選まで、映画を見返し、片っ端からYouTubeの歌唱動画や役者のインタビュー動画を見まくった。
レミゼが好きだと言ったが、私のレミゼとの出会いは児童文学ああ「無情」を小学校高学年くらいで読んだのが最初であるが、その当時「ああ無情」と「レ・ミゼラブル」は私の中でまだつながっていない。その後抄訳版を読みアレとコレが同じ話をもとにしているということを知り、中高で吹奏楽部に入るとミュージカル曲に触れる機会もありアレとソレとコレとがつながっていき、映画を見て…というのが私のレミゼ遍歴である。
これでミュージカルを観賞すれば大手を振って「レミゼ好きです!」と言っても良いだろう。ミュージカルファンは何回も同じ舞台を見てキャストの違いを楽しんだりするとも聞くが地方在住の庶民には難しい話である。そこまではできぬ。いやまて、まだやってないことがある!完訳版を読んだことがないのだ…!
完訳版「レ・ミゼラブル」を読もう
児童文学「ああ無情」を読んだのは小学生のころ、いや中学生だったかも。あれは私が買ったんじゃなく親が(たぶん母親が)私が読んだらいいと思って買っておいたのだろう、いつの間にか本棚にありなんとなく読んだ。いい話だなと思ったような記憶がある。同じシリーズで「赤毛のアン」もありこっちのほうがお気に入りではあった。ハードカバーで分厚いけどフリガナや注釈もあって読みやすかった…どこ出版の何シリーズか今度実家に帰ったら確認しよう。
その後読んだ抄訳版も実家にあった。いくらか古い装丁でおそらく母親のもの、1ページが上下に段組みされており字も小さく難しかったが、ハードカバーのA5かB6の1冊に収まっていたと記憶している。これを読んだときかなりこの物語を好きになったように思う。すごいもの読んだ…という感動というか。どこ出版の(略)
まだ読んだことのない完訳版を読んでみたい。それを読めばきっと映画やミュージカルでは端折られるところもより理解が深まるだろう。どこの出版社のが読みやすく手に入りやすいのか。買ってみて気に入らなかったらやだな…と調べたところ青空文庫でも読めることを知りとりあえず読み始める。
む…むずかしすぎる…!!!まずこれは覚悟の上だったが原作者ヴィクトル=ユゴーの話が長い!一人の登場人物の紹介に何ページかけるんだ?その情報いる??というようなところまでみっちり書かれている。だがそれを読みたいのでそこは頑張ろう。
そしてもうひとつ、訳が古い!!訳者の豊島与志雄は1955年(昭和30年)に亡くなっていて、本作の初訳は1917年とのこと。その後本人により改訳もされているようだが、どっちにしろ古い。古文とまではいかないが高校の現代文で羅生門や檸檬を読んだ時のような、そんな感じ。口語と文語だっけ…と遠い記憶が教室の風景とともによみがえる。今にも「ここでいう「それ」は何のことを示すか、文中の語を用い答えよ」なんて問題がでてきそうな…ウッ頭痛が。
さらに私は歴史が苦手である。高校では1年時に世界史が必修だったので履修したがほぼ資料集の絵画を眺めていた。レ・ミゼラブルはフランス革命から30~40年後のフランスが舞台だがそもそものフランス革命の知識がマリーアントワネットのギロチン処刑くらいしかない。ナポレオン、ルイ何世、パンがなかったらケーキを…そのくらいのキーワードしかわからないのでこの辺りも知識を補いながら読み進めないといけない。
これは大変なことに手を付けてしまった。が、決めたからには読破したい!しかしひとりでは心折れそうなので記録する手段としてこのnoteを書いていこうと思う。