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【ゲーム感想】R4 -Ridge Racer Type4-

ナムコの看板レースゲーム第4作目

とても有名なレースゲームシリーズだが個人的に本作でシリーズ初プレイ
本作収録PSクラシックミニ発売のタイミングで開発者のインタビュー記事がありその内容が面白く興味を惹かれたのでプレイした。


インタビューでは第二のナムコ黄金期や本作でゲーム業界のUIが変わった等ワクワクする単語出てくる

グランプリモードの4チーム中3チームでクリアした。
チームごとに簡単なシナリオがあり、予選1,予選2,決勝,最終戦の
4つのブロック全9レースで既定の順位以内でゴールするとクリアとなる。
プレイ時間はだいたい15~20時間くらい
4つのチームの中で最も難易度が高い弱小チームDig Racing Team編だけで10時間くらいやったんだけどクリアできず、ついにあきらめました。orz
このチーム以外は全部で5~6時間でクリアできました。

・没入度MAXのレースアクション

ゲーマーがいい大人がレースゲームでカーブの際にジャイロ機能もないのにコントローラーを動かしたり身体を動かしたりすることなんてない。
実際僕はマリオカートをプレイしても身体は微動だにしない。
ところが本作ではカーブを曲がるとき自分でもびっくりするくらいコントローラーも身体も曲がるのだ。
そしてゴール前の直線では必ずと言っていいほど身体が前のめりになり
手汗もかく、×ボタンでアクセルなのだが親指がテッカテカになるまで押し込む👍
本作の没入感には恐れ入った。。。
なお、誤解を恐れずに書くなら身体を曲げたりしてプレイしたほうがラップタイムは早い

・面白さはシンプルながら奥深いコーナリングにあり!

なぜそんなにも本作では没入できるのか?
思えばこれまで私はレースゲームといえばマリオカートのようなキャラもののレースゲームしかプレイしたことが無かった。
そのようなゲームとは違い本作には障害物やアイテムは存在しない。
故にいかにカーブを上手く曲がれるかがレースの肝になっている。

直進中も常に先にあるカーブのことを考えて走行しそのための位置取りに集中する。いかにカーブをうまく曲がるかだけなので、本作で覚えるテクニックは少ない。

グリップ走行(曲がるときにアクセルを離してハンドルを回してカーブを抜けるタイミングでアクセルを入れる走行)を覚えれば
あとはカーブのバリエーションだけで数回プレイすればだいたいそれなりの走行ができるようになる。
ただ、実際のレースをすると様々な要因(主に他の車)によって同じカーブでもハンドルを曲げるタイミングが大きく変わりそこにアドリブ力が問われる。


カーブにすべてを懸けるこのシンプルなレースが本作の圧倒的没入感を生んでいると思った。

何度も何度もレースをしてそのアドリブ力を養っていくことで上達を実感でき本作の面白さ奥深いコーナリングにぼくは夢中になった。

・ドライブをしているような非レースゲーム的感覚

レースゲームとして没入度が半端ない本作だが、同時に街中を軽快にドライブしているような非レース感覚も強くあった。


レース前にどの曲を流すかを決めたりする部分もそうだが、何よりレース中のミックスのバランスがかなりBGM強めで
タイヤの音を聞いてカーブのタイミングを計ったりもするが、基本的に爆音のBGMを聞きながらレースをしている。


プレイするまでは本作のレースゲーム位置づけとしてはグランツーリスモのようなドライブシミュレーター寄りのゲーム性だと思っていたが
あくまでリアリティよりもゲームとしての面白さを追求したタイトルだった。

・スタイリッシュなデザイン

インタビューでも語られているUIや挿絵などのデザインは今見てもスマートでかっこいい
音楽に関しても軽快な曲が多く現実にある街中を走行するにはピッタリだった。


1998年発売の本作の音楽は当時の流行をしっかりと捉えたハウス、エレクトロ系の音楽がメインだ。
エンディングに流れる曲はアシッドジャズ調のアレンジでジャミロクワイの曲を彷彿とした。
直接的に影響を与えているかはわからないが、デザインや音楽は橋野氏のペルソナシリーズが近いと感じた。

ジャミロっぽいでしょ?ゆえにペルソナっぽいでしょ?

総評

あくまでゲームとしての面白さを追求したナムコらしい特徴が詰まった名作レースゲーム
今プレイしても最高に楽しめた。
私個人はあまり気ならなかったが初代PSのタイトルなのでグラフィックスの粗さは気になる人は気になると思う。
ただレースゲームとしての面白さは保証できる。
ちなみにグランプリモードのシナリオについてはあまり期待しないほうがいい。
単純にテキスト量も少なく小話程度なので内容は薄い。
フレーバー程度という期待でプレイしてほしい。



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