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【ゲーム感想】DEATH STRANDING

SFハイキングシミュレーター

本作はメタルギアシリーズで有名な小島秀夫さんが自身の会社を設立し
そこから初めて発売されたゲームです。
今回はプロデューサー兼ディレクターとして携わっています。
クリアまでには40時間程度かかりました。

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小島秀夫さん。MGS5TPPではこっそり登場しています。

オープンワールドゲーム最大の課題「移動」に挑んだ意欲作

本作はオープンワールド最大の課題でもある「退屈な移動」に対して
その移動自体をメインのゲームにすることで解決しようとした意欲作だ。
移動をゲームにするには?と考えたとき主人公が運送業者というのは筋が通っているし合理的だと思う。


ただそこから色々と膨らませてゲームにするのは並大抵のことではない。


シナリオも「繋がり」をテーマとしておりゲーム性との親和性が高く、
また現在アメリカが抱える社会問題にも通じるものがあった。
経験豊富な小島監督だからこそ作ることができたゲームだと思う。

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荷物運び以外にも人を運ぶイベントなどもありました

細部まで練られた世界設定や人物背景

架空の世界をプレイヤーに体験させるゲームではその世界が本当に実在していると実感させるためのテクニックがいくつかある。


その一つとしてその世界の歴史や登場人物のバックボーンを入念に作りこむということがある。(尚、それらすべてをゲーム内で提示する必要はない。作っておくということが重要)


主人公の人生の歩みやどのような経緯から今の性格になったのか。
主人公が行動している間それと同時に世界では何が起きているのか。
それが主人公に届く「Eメール」という形でプレイヤーにも伝えられる
様々な人物からメールがきてそれを読むことで物語の没入感にできた。
後半はあまり読まなくなってしまったが、序盤は常にチェックし本作の世界の仕組みや登場人物の背景を知れてとても良かった。

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ハイキング気分!?懐の深いゲーム性

本作のミッションにはメインとサブがあるがストーリーを進めるにはメインをこなすだけでよい。
メインのミッションは当然荷物運びなのだが、その量は大して多くない。
(なお、荷物が多いと斜面でこけたり,スタミナ切れを起こして休憩せざるをえなくなる。)
つまり必要な荷物を運ぶだけなら本作は大して苦労しない。なんなら手持無沙汰なくらいだ。


そこで別のサブミッションで受注した荷物を持ってメインの前にサブの目的地を経由するなどしてプレイヤーが能動的にゲームプレイに負荷をかけるようなデザインになっていた。


私は本作で難しいチャレンジはせず必要最低限の荷物を運ぶだけのプレイで楽しんだ。
のんびりとハイキング感覚で荷物を運ぶ。そのようなプレイも許容される懐の広さは本作のさりげない魅力だと思う。

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山には疲れを癒す天然温泉もある。たくさん歩いた日の温泉は最高だろうな~

総評

「オープンワールドゲーム移動が退屈問題」に対しては各ゲームなにかしらの工夫を入れている。
大体のゲームが移動を楽させることで解決している。スパイダーマンでは自身のアイデンティティを生かしたパルクールアクション
ホライゾンゼロドーンでは様々な野生生物をハッキングし騎乗できる。DAYSGONEはバイク🏍
その中で本作のようなアプローチをしているゲームは本当にレアだ。
おのずと他では体験できないゲームプレイになる。
そしてその完成度も素晴らしいのでゲーマーには一度プレイしてみてほしい。続編でなくともまた同じシステムで別のゲームを作ってほしいです。

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ゲッツ!(古)

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