4%
杞憂
ご存知の通り、古代中国の小国「紀」での故事に由来する言葉です。
紀に住んでいた男性が、「天井が落ちて来るのではないか」と不安になり、夜も眠れず食事もとれなくなってしまったと。
「紀」の国は、紀元前16世紀頃から、紀元前445年に「楚」に滅ばされるまで存在していました。
ミシガン大学の研究結果
「紀」から2000年以上の時が流れました。
しかし、不安の感情によって相変わらず人々は悩まされています。
ところが、興味深い研究結果が出ました。
ミシガン大学の研究チームの調査によると、
心配事の80%は起こらない
残り20%が起こる。
そのうちの8割は、予め準備して対応していれば心配事には至らない。
つまり、全体の4%しか、本当に困った自体にはならない。
あなた自身を振り返って、どうでしょうか?
毎日、あれこれと心配事は湧いてきます。
その中で、本当に困ってしまったことはどれくらいありますか?
私たちが多くの時間も労力も費やしている不安や心配事、そのうち96%は起こらないのです。
不安や心配事が湧いた時、自分に言い聞かせましょう。
「大丈夫、96%は大きなことにはならないから」と。