京都の超予約困難店「富小路やま岸」にて極上の京懐石を。
食通なら誰もが知っている
ミシュランガイド京都★
食べログ2021silverを取得する
予約困難店の京料理の名店。
京料理の伝統を守りながら
茶懐石のおもてなしの精神を基本に
四季の移り変わりを五感で感じさせる
お料理を提供し
2017年ミシュランガイドで一つ星を獲得
それ以降毎年星を獲得されている
京料理の名店です。
店主・山岸隆博氏は
『たん熊 北店本店』で約1年半修業後
西京漬けで有名な『一の傳』で約10年修業
料理長としても活躍し
2015年10月に独立し『富小路 やま岸』をオープン。
「茶道裏千家講師」「華道嵯峨御流華範」「書道師範」の資格をお持ちで
お料理にも茶懐石の要素を取り入れています。
「京都河原町駅」の北西方面に徒歩約7分。
京都の中心街・河原町、富小路通沿いの閑静な場所に佇む。
外観はこじんまりと風情ある
築100数十年の長屋を改装した古民家で
暖簾をくぐった先に続く石畳を進み
靴を脱いで店へと上がると
横一列のカウンター10席の上質の和空間です。
【おまかせコース32,000円】
▶︎食前酒
盃に1人ずつキレの良い食前酒を
注いでいただきお料理のスタート。
▶︎白魚の飯蒸し
もち米と共にふっくらと蒸しあげた白魚に
自家製カラスミの塩味が良い塩梅で
お米が甘みも感じる絶妙で豊かな味わい。
▶︎京都のうすい豆スリ流し
塩のみで味付けして
一口目の素材の甘味と香りが素晴らしいです。
▶︎平貝と餅の海苔巻き
中には生のコノコ
上には炙ったバチコを裂いて乗せ
平貝とお餅をサンドし岩海苔を炙り
海苔巻きに!
独特の風味やクセも控えめで
淡白な平貝にコノコなどの塩みや
食感、岩海苔の香りが絡み合う絶品。
珍味が苦手な方でも食べれると思います。
▶︎飯蛸
浜防風、花山葵、塩昆布、胡麻を添えて。
イイダコのほっくりした甘みと食感に
添えられた脇役の塩味や食感の対比が心地よく
良い仕事をしています。
▶︎カニ真丈のお椀
調味料は鰹と昆布出汁のみ
塩無し、醤油無し、調味料一切無しの
秘技による「鰹と昆布の黄金バランス」
カニ真丈を口に運ぶと
ブワッと素材の香りと甘味で味覚と嗅覚を襲います。
真丈の中には蟹味噌が隠されていて
カニ味噌の風味で味の変化も
楽しめる最高のお椀。
▶︎明石産鯛と徳島産ムラサキ雲丹
天然フグの白子ポン酢で鯛は絡めて
ねっとりした鯛にクリーミーで爽やかな
白子ポン酢との口当たりがたまらない旨さ。
雲丹ももちろん説明不要の旨さ。
▶︎サクラマス塩焼き
レア仕上げて
柔らかさとふっくらさを兼ね揃えて
ユリ根には桜の葉が香り付けし
上品で春を感じるさせる一品です。
▶︎名物雲丹ドック
雲丹が詰まった箱から
豪快に1列すくい出して名物雲丹ドックの完成。
雲丹にもヤラれるけど手渡しでもらえる山岸氏の笑顔にも毎回ヤラれる。笑
▶︎ホタルイカのしゃぶしゃぶ
下には葛切りのカーペットを敷き
解禁されたばかりの富山のホタルイカは
ワタの旨味、深みが別格!!
葛切りとも相性がよくツルッと完食。
▶︎春野菜のぬた和えと愛知県極めトマト
▶︎炊き合わせ
筍とフキと十六島海苔(うっぷるいのり)
温かい炊き合わせでより一層
十六島海苔の香りが立ち上がります。
▶︎ご飯物
①煮えばな
最初にまだ少し柔らかいホカホカの
煮えばなを少しよそってくれます。
②なめ茸、ジャコ、明太子のご飯のお供3点セット。
③金目鯛土鍋ご飯
土鍋でかき混ぜて軽く振り塩をして完成。
金目鯛の脂の旨みがギュッとつまった
お米の甘味も感じる炊き込みご飯。
④TKG←今回は食べれませんでした。
⑤マグロご飯
すべて食べ放題、かけ放題‼︎
携帯電話の料金プランみたい。笑
④のTKG以外は全部頂きました。
▶︎黒糖桜餅
▶︎愛媛県セトカみかんのスリ流しとお抹茶
デザートに一緒に頂いてコース終了。
【まとめ】
終始圧巻のお料理でした!
素材を良さを生かした料理の数々は
旨味、香り、余韻、奥行き、美しさが素晴らしく店主の山岸氏のなんとも言えない
温和な雰囲気でお店が包まれ和み
若いスタッフも生き生きとおもてなしして
くださる素晴らしい対応です。
この雰囲気の良さが更に美味しさを増して頂けます。
年内の予約は満席。
ぜひ時期を変えて違う表情の
富小路やま岸さんの
素晴らしい料理と空間をまた楽しみたいです!
次回の再訪は首を長くして待ちます。笑
ごちそうさまでした。