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「すし宮川」ミシュラン三つ星 北海道を代表する鮨の名店🍣繊細で調和に満ちた素晴らしい鮨に圧倒。

2014年にオープンされ
店を構えてわずか3年程で
「ミシュランガイド北海道2017」にて
ミシュラン3ツ星を獲得した
北海道屈指の予約困難店です
「すし宮川」へ訪問です。

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食べログアワードシルバーを
2018年~2021年の4年連続受賞。
寿司EAST百名店2021選出店。

札幌駅からタクシーなら10分程
最寄駅は地下鉄東西線「円山公園駅」徒歩3分。

【オープン日】
2014年


【店主】
宮川政明氏(ミヤカワマサアキ)

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和食『北の味おお乃』、『鮨処西鶴』
「ミシュランガイド東京」で三つ星獲得の
『鮨よしたけ』、
そして吉武氏が監修した『香港すし志魂』の板長を経て独立。
2014年『すし宮川』を開業
店を構えて3年程で
「北海道ミシュランガイド2017」三つ星獲得という快挙を成し遂げる。
物腰柔らかい接し方と丁寧な説明が印象的です心地よい空間です。

【店内】
土壁に美しい白木で設えられた
L字型のカウンターは8席。

【シャリ】
シャリは赤酢主体の旨味も感じながらも柔らかい酸味。熟成によって旨味を強められたネタとの相性が良くホロリと解け一体感も良いです。

【おまかせコース22,000円(税込)】
▶︎フグ白子茶碗蒸し 噴火湾産
白子は炭火で炙り蕪のスリ流し
蕪の風味が引き立ち優しい口当たりのすり流しに炙って香ばしさが増したクリーミーで濃厚な白子が味と食感にアクセントを加えお上品で旨いです。

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▶︎フグ
チコリーの上にフグと
フグの腸にネギを詰めた「腸ネギ」を乗せ
異なる食感を組み合わせるセンス。旨い。

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▶︎城川カジキ 240キロ
醤油を潜らせて山わさびを乗せ
ねっとり濃厚ながらも柔らかい脂。
鼻に抜ける山わさびのアクセント。
そして美しい脂のコントラスト。

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▶︎蝦夷鮑
鮑の煮汁を煮詰めて肝を溶かし
クリーミーで素材感を感じる上品なソースと
身の程よい柔らかさに香り旨味最高。

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▶︎蝦夷鮑ソースリゾット
残った蝦夷鮑ソースに
舎利を投入してリゾット。
舎利の酸味に負けない鮑ソースの香りが絶妙です。

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▶︎ 鰆の酢〆炙り
塩と酢で締めて昆布締めし寝かせ藁で燻してる。
身はしっとり皮はパリッと
食感の対比と旨味の引き出し方
鼻に抜ける香り、この塩梅は最高に旨い。

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▶︎秋刀魚
脂乗り抜群で旨味が凝縮感があり
大根おろしと土佐酢でまろやかに。

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【握り】
▶︎スジアラ 長崎県
滑らかさ柔らかさを兼ね備え
優しくしっとりした食感。
シャリの硬さとバランス良く
身質がとてもお上品で旨味の引き出し方が素晴らしい。一貫目から圧倒。

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▶︎〆鯖 2枚付け
1口目に広がる旨味のパンチ力に圧倒‼︎
鯖らしい香りが脂の旨味の塩梅が絶妙です。

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▶︎赤ムツ
口の中でねっとり蕩けて
ネタの香りと旨味の余韻がレベチです。

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▶︎コハダ
身はしっとり柔らかく
心地良いコハダの永遠と続くような
香りの余韻です。

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▶︎中トロ サク漬け
青森県大間産 石司 172キロ 延縄
熟成感の感じる旨味に
漬けの香りとネタの香りの一体感が素晴らしい

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▶︎車海老
レア仕上げで食感の楽しみ
甘味強いに噛む度に旨味が広がります。

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▶︎鰹
鰹自身が持つ脂で揚げたようの感覚の
皮目が未だかつて経験した事ないような
パリパリ感に身質のしっとりしたギャップ萌え。笑
温度感、香り、余韻、旨味、一体感
すべて揃ってます。

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▶︎イクラ
大粒で柔らかい皮
柚子を振り爽やかなイクラの旨味が溢れます。

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▶︎おはぎ(ネギトロ)
「中落ち」と「カマトロ」をミックスしたネギトロ。
爽やかさと濃厚さが見事に口の中で一体。
永遠に食べれる贅沢ネギトロです。

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▶︎穴子
ふわっと柔らかく、そして美味い。
口の中で良い塩梅に蕩けていきます。

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▶︎味噌汁
魚の骨出汁

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▶︎玉子

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【まとめ】
ごちそうさまでした。

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前半の摘みは、
食感の変化を加えたセンスあるフグや
じっくり低温で旨味を凝縮しつつ柔らかく
風味を残した蝦夷鮑や食感の対比と旨味の引き出した鰆の酢〆炙りなど
一つ一つとても丁寧に仕上りのラインナップに舌を踊らせました。

後半の握りは
どのネタを取っても
温度感、香り、余韻、旨味、シャリとの一体感が一流なお仕事をされ
派手さはありませんが
ひとつひとつのネタへの確かなお仕事が
口の中で感じられシャリとの調和の取れた品格のある味わいです。

宮川氏の物腰柔らかい接し方と丁寧な説明と
一品一品繊細に優しく作られ提供されるひと時でスタッフの一体感もありサービスも一流。
「食」は好みがありますが
私は鮨の美味しさやお店の空間、
大将のお人柄、全ての要素が
心地が良く帰っても余韻に浸れるか
どうかを大事にしており
個人的に理想に近いお鮨を頂きました。

ミシュラン三つ星の定義は
「そのために旅行する価値がある卓越した料理」がある店。
間違いないでしょう。
これからも遠くても通いたいお店です。

ありがとうございました。



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