『三原色』(詩) |wattle
何かとつながるとき あなたは安らぎを得る
草が 根で大地と 葉で太陽と つながるように
喜びの色は 緑
何かを失うとき あなたは小さな涙を流す
涙の泉は尽きることなく やがて静かな小川となる
哀しみの色は 青
何かを奪われたとき あなたは叫ばなければならない
生きていればこそ 血潮は真っ赤に輝くのだから
赤は 怒りの色
優しいあなたは 青と緑の絵の具を 握りしめて
皆が安らげる風景を 無心で 描き続けてくれました
でも どうか これからは
体が引き裂かれて溢れ出るその赤い飛沫で
命の花を 咲かせてください
今 あなたの三原色は 無限の可能性を孕ませて 混ざる
written by ひろびろ🍀
感情を色で表したのが素敵。
wattleの柔らかさと優しさが滲み出てるし、詩そのものがwattleらしい。
何かとつながるとき あなたは安らぎを得る
草が 根で大地と 葉で太陽と つながるように
喜びの色は 緑
特にココが好きだなあ。
もし感情が色になって目に見えたら…と想像したら色んな色が飛び交いそうで少し怖いけど、温かい感情はきっと、人を包み込むようなオーラをまとってるんだろうな。
皆が安らげる風景を 無心で 描き続けてくれました
この一文も、やさしさを感じて好き。
皆が安らげる風景を、自分も描いてみたいと思った。
自分だけじゃなく、周りの誰かも安らげるような世界を紡ぎ出せたら素敵だよね。どういう形になるかはわからないけど、いつかはそんな人になりたいな。
皆が安らげる風景か…いい言葉だ〜
wattle → ひろびろ
感想ありがとう!!
wattleの柔らかさと優しさが滲み出てるし、詩そのものがwattleらしい。
そうか、そうなのか。。自分じゃ自分らしさって掴めないから、そう言われるとなんか不思議なかんじ。
ちなみに、一作者として、あまり多くは解説したくないけど(にわかクリエイター意識w)、この詩の隠しサブタイトルは、『ひろびろ 第二章』ですw
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