『小説家Z』 水野良樹×宮内悠介 第3回:私を発見してくれたSF。
犯人当てゲームが流行っていたんです。
水野:物語の立ち上げ方の話をずっとしてきたんですけど、一方で、どうして小説を書いているのでしょうか。宮内さんって実はいろんなことをされていて。『OTOGIBANASHI』でご一緒させてもらったときも、やはり音楽にお詳しいイメージがあって。宮内さんは趣味っておっしゃられるところもあると思うんですけど、たくさんのことをやられていて。小説が宮内さんを惹きつけるのは、どういったところなのでしょうか。
宮内:私は高校生くらいまで作曲家志望だった