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「全ての人が幸せに生きられるウェルビーイングな世界とは」インタビュー:前野マドカ history
幸せはいつも自分の身近にある。とは言え、つい特別な“何か”を求めてすぐそばにある幸せに気がつかないことも多いのではないでしょうか。幸福学の研究者でウェルビーイングを広めている株式会社EVOL代表取締役CEOの前野マドカさんに、幸せでいるために大切なことをうかがいました。
前野マドカさんプロフィール
幸福学研究者・ウェルビーイング伝道師 前野マドカさんインタビューアメリカの友人から学んだ自分の人
「老害」扱いされないためのアンガーマネジメント
不機嫌な人と付き合う「コスト」は100倍
いつも不機嫌な人と付き合うのには相当な「コスト」がかかる。
話しかけるほうは朝から気が重く、他の仕事が手につかない。
「どのタイミングで声かけよう…」などと余計な心配で時間をとられる。それは数時間に及ぶこともある。
不機嫌な人や怒りっぽい人、イライラしている人と付き合うのはコストがかかるから、それ以上のメリットがないと誰からも相手にしてもらえなくなる
「オープンダイアローグとは何か」(斎藤環 著 医学書院) 対話による精神病治療への驚くべき効果と持続可能社会に向けた光明について
対話は手段ではない、それ自体が目的である。
世界を住みよくする起点がそこにある。
本書は精神科医の齋藤環氏が統合失調症患者の治療におけるオープンダイアローグ(開けた対話)の驚くべき効果を解説する第1部と、オープンダイアローグを実践して治療を行なったフィンランドの精神科医セイックラ博士の論文を紹介する第2部とに分かれている。
統合失調症とは、代表的な精神障害のひとつで、いつも他人に監視されている
定住する遊牧民 リモートワーク時代におけるノマドワーカーの昔と今
去勢された野生動物となるか、定住する遊牧民となるか。
世の中にリモートワークという働き方が普及してから、オフィスワーカーはノマドワーカー(nomad=遊牧民)となり、ある日はオフィス、ある日は自宅、ある日は出先のカフェと働きやすい場所を求めて転々と移動するようになった。
ある人はくつろいだ様子で自宅のリビングから、旅先のホテルから、高原のキャンプ場からパソコン画面に向かい、業務タスクについて上
「忘れることは新しく生きること」 アルツハイマー型認知症患者との向き合い方
賑やかな商店街のある街のアパートで暮らしていた頃、祖母の家があるこの馴染みの商店街をぶらぶら歩くのが好きだった。
少しゴム臭のきつい紳士靴が軒先に並ぶ洋品店や、いつ覗いても店主が不在で営業しているのか分からない合鍵屋。丸っこいメンチカツが揚がる匂い。
そんないつも変わらない商店街と、それぞれの生活を営む買い物客を眺めて歩くのが好きだった。
ある日いつものようにメイン通りを歩いていると、交差点
私たちの安心安全は誰かのおかげで保たれている 2022年1月2日21時ごろ
夕方から姪っ子の吐き気が治まらず、正月でも開いている実家近くの夜間診療所を探し車を走らせた。
初めて行く場所だったが、警備員さんが立っていてくれたおかげで迷わず車を停めることができた。受付のお姉さん達は手際よく感染対策とレセプトを済ませ診察室に案内してくれた。お医者さんの診断の結果、姪っ子は軽いアレルギー症状で大きな心配はなく、少し咳込んでいたので喉の吸引をしてもらい、水分補給をしたらすぐに元気を
ポンコツとウェルビーイングは人々を救うか
2021年の2月から音声SNSのクラブハウスでトークルームを立ち上げて、毎週火曜日の18時から1時間のトークイベントを行なっている。
トークルームの題名は「みんなのウェルビーイングを話そう」
ウェルビーイングとは、肉体的・精神的・社会的に満たされた健康な状態のことを言う。
世界保健機関(WHO)憲章の前文では以下のように定義されている。
“Health is a state of comple