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スピルバーグから世界のメディアへのエールか、迸るような熱いメッセージが込められた作品 | 映画「ペンタゴン・ペーパーズ」所感
本人が望まない地位に就くことになり、戸惑いを隠せずにいるそんなある日、いきなり会社の存続をかけた事態に遭遇、究極の選択を迫られるなかでリーダーとしての素質を開花させるーーこの作品でメガホンを取ったスティーブン・スピルバーグは「これはリーダーが生まれていくまでの物語」だと語る。 アメリカでは2017年12月22日に、日本では2018年3月30日に公開されたハリウッド映画「ペンタゴン・ペーパーズ」(原題「The Post」)。ベトナム戦争継続の是非に関するアメリカ国防総省(ペン
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着実に破滅へと向かっているアメリカ。なるべくしてなった"これまで"と"これから"を赤裸々に描いたマイケル・ムーア渾身のドキュメンタリー【映画『華氏119』】
偶然ではなく必然だった、第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの誕生。 ヒラリーの圧勝と思われた裏側で、およそ日本人では想像できない働きかけが起こったことにより、本人すら望んでいなかった逆転当選が起こった2016年アメリカ大統領選挙。しかしこの事態が起こる素地がアメリカには確かにあり、アメリカ国民にとっては意外(そう、トランプ支持派ですら意外であったはず。何故ならば本人が意外だと思っていたからだ)ではあった結果も、歴史になぞらえて見ると"成るべくして成った""起こり