見出し画像

【レビュー】絶対に挫折しない日本史 著:古市憲寿(2020)

絶対に挫折しない日本史を読んだ感想を書いていきます。

(0)読むきっかけ

皆さんは日本史と世界史どちらが好きですか?僕は、圧倒的に世界史です。

高校時代、画数の多い日本の偉人の名前を覚えることが嫌すぎて、歴史選択は絶対に世界史と決めていました。あと、日本の歴史って小学校、中学校で学んでいるじゃないですか笑

なので、もう飽き飽きしていたのも正直な気持ちです。源~~、平のなんとかとか、書きたくなかったのです。

じゃあなぜ、今更日本史の本を読もうと思ったと思いますか?

根っからの古市さんのファン!!、、、というわけではないです。

大学生になって、教育実習や塾で歴史の授業を担当したときに、日本史全体を理解していなかったため、少し日本史を勉強しようと思ったことがきっかけです。

そんな中、私は紀伊国屋書店に行き、ふらっと本の題名を目で追っていたら、「絶対」「挫折」、「日本史」という言葉に目をひかれました。

取ってみたら古市さんの本で、分厚いわけでもなく、本当に挫折しないか半信半疑でしたが、ちょうど電車に乗る前で暇していたので、購入しました。

(1)読んでわかったこと

読んでわかったことは、古市さんの言葉で、小学生から大人まで、歴史の知識がゼロの人でも、包括的に日本史を捉えることができるということです。

おはずかいい話、中学の頃の私は、源頼朝から、北条泰時の御成敗式目あたりで挫折してしまいました。

しかし、この本を読んだことで多面的・多角的に、日本という概念が誕生してから、現代に至るまでの社会の様子を捉えることができました。また、歴史を捉える中で、現代社会と通じる様々な事柄と関連させながら理解することができました。

まとめると、こちらの本の魅力は、

①日本はどんな国で、どんな歴史を歩んできたのかを、すいすいと読み進めることができること、②飽きが来ないように現代の事柄と関連させてくれること、③今の日本って昔と比べてどんな社会なのかなどが理解できることです!

(2)おすすめの読者層

おすすめの読者は、ずばり、日本史の勉強を始めようとする人です。

特に、中学生には、読んでほしい作品です。この本を読むことで、保障はできませんが、おそらく日本史に対する抵抗は少なからずなくなるはずです。

僕自身、この本を読みながら、大学の講義で買った分厚い本を読み進めることができました。笑

社会が好きじゃない人にとって、この本は勉強のモチベーションを上げてくれるきっかけになるはずです!!

(3)最後に

日本史は、勉強すれば勉強するほど面白いですし、始めの一歩は誰しも苦しい時があるものです。授業が始まって早くも歴史について行けない、歴史が嫌いになってしまったと嘆いている人にとっては、勉強の起爆剤になってくれると思います。ぜひ、たくさんの人に読んでもらい、さらに社会に対する興味・関心を広げていってほしいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!