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「絶好の機会」を待つと損をする?
何か行動を起こしたいとき、絶好の機会を伺うのも確かに大事だ。
闇雲に行動するより慎重にタイミングを狙う、そんな考え方もあるだろう。
しかし、機会を待ちすぎるのはいかがなものか?
絶好の機会や完璧なタイミングを待ち続け、行動が遅れたらどうなるか?
この点は常に考えておかなければならない。
仕事の場合など、行動の遅れが致命的な結果になるおそれもあるからだ。
絶好な機会かどうかは後でわかること?
個人的に思うのは、
「絶好な機会かどうかは後でわかること」、
この点に尽きる。
仕事でもなんでも、行動を起こす機会は自分で決めることだ。
個人の責任と判断で、とりあえず良いと思ったタイミングで行動する形になる。
行動の結果がうまくいったら、その行動を起こした時が結果的に「絶好の機会」だったわけだ。
これは後になってわかることだ。
一方、もしうまくいかなかったら、その反省を活かし、また機会を探れば良い。
そして再度行動して良い結果が出たなら、今度こそ「絶好の機会」をつかんだことになる。
このように、絶好な機会かどうかは後でわかることだ。
最初から絶好の機会や完璧なタイミングを把握するのは難しく、その機会を狙いすぎて行動が遅れるなら、いっそ何か行動を起こしたほうが良い。
機会を待ち続けて行動が遅れると、結局チャンスを逃すおそれがあるからだ。
最終的に絶好の機会を経て良い結果を生むには、とにかく行動するしかないのである。
闇雲な行動が良いとは言えないが…
もちろん、闇雲に行動することが絶対に良いとは言えない。
あまりに無計画な行動をしても、良い結果が生まれるとは限らない。
ある程度の計画性や事前のシミュレーションは必要だろう。
しかし、絶好の機会や完璧なタイミングを狙いすぎて行動が遅れるのは、どう考えても損だ。
待ちすぎてチャンスを失うのは本末転倒であり、この点はリスクとして常に考えなくてはならない。
「とにかく行動」は間違ってはいない
「とにかく行動」という文句は、ごくありふれたフレーズだ。
使い古された言い回しで、胡散臭いキャッチコピーに見えなくもない。
しかし、「とにかく行動」は間違ってはいない。
そもそも行動しなければ、良い結果も絶好の機会もつかむことはできないからだ。
闇雲な行動が絶対に良いとは言えないが、絶好の機会や完璧なタイミングを待ちすぎて行動が遅れれば、それだけ損をする。
ひとまず行動を起こしてみる、前に進んでみる。
どんな時代でも、攻めの姿勢は大事なはずだ。