『学び方の学び方』
「学び」好きな私が、本を書くとしたらきっとこんなタイトルなんだろうなぁ…
本書は、「学び方の王道テクニックを学ぶ本」です。なので、私が伝えたい「学ぶことの楽しさ」とはちょっと違いますね。
学び方の王道テクニックを知ることは、「インプットはちゃんとしてるんだけど、なんだか身にならない…」、そんなかたには特におすすめです。
一緒に学びましょう!💪
学生のころに知りたかった!
「学び方」を知らないと、非効率な時間のつかい方になってしまいます。自分の学習方法について客観的に見る必要があるのです。
個人的な経験ですが、
大学は得意分野に進んだのでそうでもなかったのですが、高校まではゲームのことばっかり考えていて「学び方」なんて意識することはなかったです。
なので、得意分野ではそこそこでも、不得意分野は赤点付近の凸凹成績でした。学生のころに学び方を知っていればなぁと思いました。が、
大人が「学び方」を知ったっていい!
仕事のための学びや、副業・起業のための学び、人生のための学び、などなど、大人になっても学ぶことは無限にあります。
でも、自分にとって非効率な学び方では時間がもったいない! この本で「学び方」を身につけちゃいましょう!
本書では、「記憶の仕組み」「脳の仕組み」「読書」「メタ認知」などが学べます。「これ聞いたことある!」という内容も多いと思いますよ。
あなたの休憩は本当に「休憩」ですか?
「王道の学び方」と聞いて、ポモドーロ・テクニックを思い浮かべる人は多いと思います。
ポモドーロ・テクニックとは、25分の集中と5分の休憩をくり返すと、とっても生産性がよいという集中力向上テクニックです。
このテクニックを意識していなくても、休憩はしますよね?
休憩のとき、「スマホ触ってませんか?」
それ、アウトなんです。なぜなら、脳が回復しないから。
しっかり考えないといけない仕事のときは、脳を休ませる休憩を心がけたいですね。
ちなみに、学習中の音楽もダメみたいです。気を散らすものはNGです。
結合を意識する!
私は、資格の学習をしているときに特に感じるのですが、「すでに持っている知識とつなげられる新しい知識は、覚えやすい」のです。
知と知をつなげることが、成長につながる
このつながりの作業は、寝ているときにも進められます。だから、学びにとっても睡眠は大切なんです。寝る大人も育つ!
「知識をつなげやすい」という意味では、時間の意識も大事です。1日10時間の学習より、1時間を10日のほうが効果的です。
もちろん、どうしても知と知がつなげらないときもあります。
そんなときに役に立つ記憶テクニックも本書に紹介されていますので参考になりますよ。(例:メモリーパレス)
脳の中にはタコが住んでいる!?
そうなんです。住んでるんです、タコが。もちろん「たとえ」ですけどね。
脳には、「作業記憶」と「長期記憶」があって、タコが住んでいるのは作業記憶のほうです。
タコって、足が8本ありますが、足の数は有限です。だから、たくさんの種類の記憶を扱って作業をすることができません。
だけど、つながっている記憶はごっそり持ってくることができるんです!
だから、つなげて記憶しておくことが大事なんですよ。
このつながっている知識はごっそり持ってこれる話、「たしかにそうかも」っていう実感ありません?
「意欲」はテクニックでつくる
なんだかやる気が起きない。
私も頻繁にそんな気持ちになります。特に仕事で(笑)
意欲をわかせる絶好のツールは、みなさんご存知の「目標設定(ゴール設定)」です。3つのゴールを決めましょう。
このうち、③プロセスのゴールは、いわゆるSMARTの法則を意識してください。
私の場合、①猫のいる学びの場をつくる、②資格・資金の取得、③日々の学習、などとざっくりと設定しています。こちらは意欲があるのですが、
仕事だと、自分目線の目標というよりは、会社目線の目標を設定してしまっています。だから、意欲がわかないのは当然ですよね。
改めて「学ぶこと」を学ぶ
学生のころは、ノートをとることに一生懸命になってましたね。
でも、ノートをとることが大事なのではなく、大切な内容を頭に入れることが肝心です。
「一日の終わりにノートを見返す」
これだけでずいぶんと違っていたでしょうね。
成績は大切です。でも、学んだこと、これから学ぶことは、成績そのものよりももっと大切です。
学び方が自分に合っているかどうかは、やってみないとわかりません。
今までと違ったことを試し、試行錯誤で自分の学び方を見つけていく、その姿勢が大事だと学ぶことができました。
まとめ
本書は、「学び方の王道テクニックを学ぶ本」です。
ですが、みなさんにとって正解の学び方かどうかは、試してみないとわかりません。
これまでの自分の学び方はどうだったか? という客観的な振り返り
違う学び方を試してみようか? というチャレンジ
その行動のきっかけになる本だと思います。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
きしゃこく先生にご紹介いただきました。ありがとうございます😊
読書期間 2023/08/26-2023/09/03
初版発行 2021/01/30
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